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第3話

ーーーーー「は?」 わかってる。だから。 そうして僕はスーツのポケットから一枚の写真を取り出す。 「・・・はは。君がとってくれた写真だよ。」 ..それは、桃李くんが僕の顔を便座に沈めているときの写真だ。 「っ!…、なんでそんなのお前が持ってんだよ!それは玲と追しか知らないは」 そこまで突き止めて君は黙ってしまう。 ふはは。そう。二人しか知らないんなら僕がこの写真を持っている理由は一つしかないよね? そして、僕は僕しか知らない場所。 この会社唯一謎に包まれている第三倉庫に、君を引き歩く。 「ん〃ーーーーーーっ!んんんーーー!」 「!…玲!追!い、今縄を、っ、」 彼らに触れようとする桃李くんをぼくは引き止める。 「実はね。君のあの写真送ってくれたのこいつらなんだよ」 先ほどまで痣ができるほどの力で握っていた手の力をかすかに緩める。 ーーすると、反抗しようと逆に向いていた 桃李の手の力は自然に無気力にだらんと落ちる。 「…は?」 「あはははははははは!こいつらを監禁し始めたのは一昨日かなぁ? そ、メールが来たんだ。君の居場所とともに!」 「…ぇ、玲、追..嘘だよね、?な、なんで...」 静かに、力の宿った眼で二人を信じつつ凝視する桃李。 そして、ふと。目をそらし続ける二人。 「...ひひ、酷いね。こいつら君を貶めようと僕に写真を送ったんだ。」 「違う、違う、ち、ちが、、違うんだよ桃李!」 本当に心の奥底から屑で笑えてくる。 まるで俺があいつらに指示したような言いぶりああ、怖いなぁ? そして僕は告げる。始まりの、悪魔の、終わりの囁きを。 「ははっwwもう友情ごっこなんてしなくてもいいんですよ?玲さん。追さん。 もう建前だらけの社会なんてもう君たちは見れないんだから。 ねぇ...。..早く堕ちちまえよぉ。一番深い...底辺(そこ)底辺(そこ)まで♡。」

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