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第4話

『美咲、美咲』 誰かが呼ぶ気がした。 『な、に』 『朝だぞ』 『えっ、何時?』 『6時だ』 久し振りに熟睡出来た。 『怒ってないか?』 『えっ』 急にそう言われたので 美咲は驚いた。 『怒ってないよ。   だって・・』 『だって・・』 『な、何でもない。  今度からは無理やり  するなよ』 『善処する』 美咲は、雅樹の事が 昔から好きだった。 でも、関係を崩したく なかったから心の 内に秘めている。 『学校行くか』 『うん』 父さんに、電話をした。 心配していたらしい ので、次からは電話を しようと思った。

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