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第1話
「美咲、ご飯よー」
『分かったー』
僕は佐藤美咲。大学1年生。
医学部に所属している。
『いただきます』
美咲の父親は単身赴任
で、沖縄にいる。
今は母親と二人で暮らしている。
『母さんの料理は美味しいよ』
「いつも、健康に気をつけて
作ってるからね」
美咲の母親は、管理栄養士で
数々のテレビ番組に出ている。
「あのね美咲、今日早く帰って
来て来なさいね」
『・・分かった』
(今日何か用事あったっけ?
父さんが帰って来るとか)
美咲は、そう思いながら
家を出た。
「おはよー美咲」
『おはよー』
挨拶を交わしたのは
石川雅樹。小学校から
の知り合いだ。
「今日、合コンこねぇ?
結構、可愛い子集めた
んだけど」
『今日は、パス。
用事があるからさ』
「残念。美咲がいると
超盛り上がるのに」
『ごめん。また今度な』
美咲は自覚していないが
美人で、性格も優しい
非の打ち所がない人物だ。
「じゃあ、明日な」
『明日なー』
雅樹と分かれた後
直ぐに家に帰った。
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