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 この期に及んで何を考えているのか、気もそぞろな泉はその攻撃に、 「……えっ。あ、うおっ?!」  そんな男らしい驚きの声で応えてくれる。 「色気ねえな」  苦笑いながらそれをそっと唇で挟むと、大袈裟なほどに体がびくりと跳ねた。 「あっ……、ばっ。やめっ」  多分、女みたいに感じるのが恥ずかしいんだと思う。男として可愛いと言われるのも嫌がるようなやつだから。案の定、泉は抵抗はしないものの必死で声を抑えている。 「……あっ、ううんっっ」  だから、思わずそんな可愛い声を漏らすと唇を噛んで顔を逸らしてしまう。執拗にそこを責めるとたまらないのか、俺の頭をぎゅっと抱え込んできた。  わざと水音を立てるように、唾液をたっぷり含ませた舌先でそこをねぶる。 「あっ、やっ……」  その後に続くのはやめろとの抗議の声だろうけど、俺にはとても可愛く聞こえた。 「気持ちいいか?」  俺のそんな問い掛けには必死で首を横に振るくせに、 「泉」  耳元で名前を呼ぶと、 「あっ……、んんっ」  泉はたまらないといったふうに声を漏らす。言葉で責めると首を横に振るくせに、泉の名前を呼ぶたびに小さな体がびくびく跳ねた。  俺の舌先、唇がそこに触れるたびに、俺の頭を抱え込んでいる腕に力がこもる。びくびく震えるたびに、無意識にそこに俺の顔を押し付ける。  その動作がもっとしてくれとでも言いたげで、たまらなく興奮した。時々、指先を軽く宛てて捏ねくり回しながら執拗に責め続ける。  着ていたシャツは、とうに脱いでしまった。直接、触れる泉の肌は驚くほどに熱く、俺の愛撫に感じてくれていることを実感できる。興奮しすぎて泉の体を舐め回している俺に、泉はいちいち反応してくれる。 「……あっ、あんんっ。ち、乳首噛むなあっっ」  そこに軽く歯を立ててみれば、今までで一番、反応した。どうやら泉は乳首を責められるのがたまらないらしく、 「ひっ……、ひうんんっ」  そんな可愛い声をたくさん聞かせてくれる。  俺の唾液にてらてらと光るそれは最高にエロく、泉の声と痴態とで俺の欲情を煽る。俺も俺で女よりも感度のいい泉を気持ち良くさせようと、いつの間にか夢中になっていた。

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