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第6話
「ス、ストップ!! む、むりむりむり!!」
すっげぇ情けないってわかってる。
けどマジいてぇ!
「力抜け」
「無理っ!!」
「お前ムードもなにもないな」
呆れたようなため息をつくくせに松原は動きを止めない。
すっげぇゆっくりとだけど腰を進めてくる。
「だってイテぇもん!」
「あとで気持ちよくなるから我慢しろ」
「で、でもっ」
我慢つったって、力抜けって言われたって肉壁を押し広げていく硬い感触に身体は強張る一方だ。
すっげぇ違和感と苦しさになんで俺こんなことしてんだっていまさらだけど我に返る。
「松原、ギブ! ギブ!」
「……バカか、お前は」
また呆れたようなため息と、そして「仕方ないな」と呟きが落ちて一気に萎えていた俺のが握られた。
「こっちに意識集中させろ」
「っ……む、」
無理って言いかけたけど動きだした松原の手はさっき触れてきてたときよりも優しく上下してくる。
袋も刺激されて竿を掌全体で擦りあげられて、少しづつ反応していく俺の息子。
「……っ、松原」
「おい、先生って呼べ」
「……は?」
「さっきも呼んだろ。おねだりしたとき」
「あれは……っん」
少しづつだけど確かに進んできてる松原のと、ほぼ完勃してしまった俺の。
苦しさはいまだ変わらないけど混じってる快感に俺は松原の手に自分のを擦りつける。
「先生って呼ぶほうが、悪いことしてるみたいで燃えるだろ?」
「……っ、変態かよ……っ」
「男なんてそんなもんだろ? 捺」
笑いを含んだ声が耳元で響いて、生暖かい吐息とともに耳が食われる。
ざらついた舌が耳孔を這って、くすぐったさに似た、だけど違う疼きが身体に走る。
「……せんせ。もっと俺の擦ってよ」
俺も結局松原のことをとやかく言えない。
後孔は痛いけど、前が気持ちいいし、耳孔犯されんのも気持ちよくて、ねだる。
ふ、と笑う息が耳に吹きかかる。
ねだった通りに一層強弱つけて俺の弱い部分を擦りながら先端も弄られてく。
「しゃぶれ」
口元に這ってきた指が突っ込まれて言われるままに指に舌絡めた。
ちょうどそのときチャイムが鳴る。
放課後の静かな校舎に妙に響いて聞こえるその音にびくっとして、改めてここが学校なんだって認識して、さっき松原が俺に言った"悪いこと"っていう言葉思い出してぞくっとした。
「捺、このまま力抜いてろよ」
背徳感っつーの?
妙な気分に俺の息子がもっとってくらい反応してたら松原の声がして。
意味を理解する暇もなく返事する間もなく、緩み切ってた俺の身体に一気に松原のが押し入ってきた。
「……ッ、ひ……ぁっ」
「狭いな」
深いところに感じる熱と硬さと衝撃に息を詰めた。
身体をマジで貫かれてる感じ。
後孔に埋まってる太い杭に背中がピンとのけぞってしまう。
「っ……は……ぁ」
指しゃぶる余裕なんてなくって、浅い息を繰り返しながら机の上で拳を握りしめた。
まだ俺のは擦られ続けてるけど、意識はどうやっても松原のに向いてる。
「動くぞ」
「へ……ッ、んあ……ちょ、まっ」
「ゆっくりしてやるから我慢しろ」
「ゆ、ゆっくり、まじでゆっくり!!」
「……」
ため息が聞こえてきたけど、しょうがねーだろ!!
慣れない感触に息詰めてたら言葉通りゆっくりと松原が動きだした。
ゆっくり、だけど、はっきりわかる。
内壁が引き攣れて、硬さと熱さにちょっとの摩擦でもやけに熱く感じて背筋にぞくぞくとよくわかんないものが這いあがる。
「……ん……ッ」
「力抜けって」
「イっ……ぁっ」
グッ、と強く息子を握られ先端に爪を立てられた。
痛いくらいの強さに気を取られてる間にズルッと松原のが抜けていく。
妙な喪失感に思わず吐息をもらして脱力すると、ゆっくりとまた松原のが挿ってくる。
「……ん、ぅ……っ」
内壁を擦りあげるようにして挿ってくる硬いのが前立腺も擦って、勝手に身体が震えた。
「松原っ」
「もう戻ってるぞ」
「……っ……せんせ、っ」
いちいちウッセェな!って思うけど、いまはそれどころじゃない。
肩越しに振り返って松原を見ると、意外に余裕なさげな表情していてビックリする。
そりゃすっげぇ締め付けてるだろうし松原もキツイんだろうな。
でもなんか……。
女じゃなくて男だってのに、欲にあふれた雄っぽい色気がハンパなくて変にドキドキしてくる。
「なんだよ」
俺のを握ってる手に手を重ねて、ぎゅっと握って、んで必殺上目遣い。
「ナカ……」
「あ?」
「前立腺、ちゃんと擦って?」
指でされたとき気持ちよかったし、さっきも反応したし、痛いだけなんてヤだし!
それになんとなく、気持ちよくなれそうな気がして言ってみた。
松原は一瞬目を眇めて、悪そうな顔で口角を上げると俺に顔を寄せた。
「舌出せ」
言われるままに出したら噛みつくように舌絡めて咥内蹂躙される。
唾液がこぼれおちて呼吸が荒くなる。
「女が引っかかるわけだ。エロガキ」
悪態つく声は笑いを含んでいて妙に艶っぽい。
口の端から垂れた唾液を松原は舌でなめとると、ぐっと腰を押し付けた。
「ッあ」
同時に緩く動いていた手が摩擦を強くして擦りあげてくる。
「前立腺な? ちゃんと突いてやるから、俺のことも気持ちよくしろよ」
低く囁かれる声に吐息をつきながら首を縦にふったら、少しだけ律動のスピードが上がって。
そっから激しく、もうわけわかんなくなるのはあっという間だった。
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