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第7話 マジ、ですか?

1ー7 マジ、ですか? そのとき、いきなりバンっと扉が開いて白いローブの男が駆け込んできた。 「神子様が!お生まれになられます!」 「何?」 イーサンが立ち上がると、俺を促した。 「はやく、神子様のもとへ!」 「嫌だよ!」 俺は、イーサンに言ったが、イーサンは、有無を言わさずに俺を抱き上げると歩き出した。 「こらっ!やめろっ!下ろせ!」 「お静かに、レン様」 イーサンは、俺を叱りつけた。 「今は、とにかく我慢してください!」 俺は、イーサンの勢いに押されて黙り込んだ。 イーサンは、俺を抱いたまま神殿の中心らしき場所に生えている巨木の下に向かうと、俺をそこに下ろした。 「あれをご覧ください、レン様」 イーサンが指差す方を見ると、そこには、大きな丸い実がなっていた。 仄かに赤く色づいたその実は、ぴくぴくっと脈打っていた。 そして。 「お生まれになるぞ!」 俺たちの見ている目の前で、その実は弾けて割れ、中から何かが落ちてきた。 白いローブの男たちが慌ててそれを受け止めた。 それは、元気な産声をあげる赤ん坊だった。 泣いている赤ん坊を男たちは、俺に向かって差し出した。 はい? 「はやく!初乳を!」 「ええっ?」 戸惑っている俺をイーサンが背後からがっしりと羽交い締めにした。 「はやく、神子様に乳を!」 「はい!」 男たちは、俺の着ていた夜着を引き裂くと俺の胸に赤ん坊を押し付けた。 マジかよ? 赤ん坊が俺の胸の頂きにちゅうっと吸い付いてきた。 「あンっ!」 思わず変な声が出ちまったじゃねぇか! 俺は、なんとかして赤ん坊から逃れようともがいたのだが、赤ん坊は、吸い付いて離れなかったし、イーサンに押さえつけられた体もびくともしなかった。 そうしている間にも、赤ん坊は、俺の胸を吸い続ける。 「あっ・・んっ・・やっ!」 俺は、なんとか声を我慢しようとしたが、つい、我慢できなくて。 赤ん坊は、懸命に俺の胸に吸い付いてちうちう吸っている。 「んぅっ・・あっ!」 吸い付かれてその痛みと、そして、くすぐったさに、俺は、へなへなっとその場に座り込んでしまった。 頬が熱い。 「も・・だめっ・・」 俺は、イーサンに羽交い締めにされたまま、赤ん坊に乳を吸われていた。 「んっ・・」 涙目になっている俺にかまわず赤ん坊は、俺の乳を吸い続けた。 そして、赤ん坊の気がすんだ頃には、俺は、体中の力が抜けてぐったりとイーサンの腕の中に倒れ込んでいた。 「えっ・・嘘、だろ・・」 引き裂かれた夜着で辛うじて隠れてはいたが、俺のそこは、固く滾っていた。 「やっ!見るなっ!」 俺は、夜着を引っ張ってなんとかそこを隠そうとした。 「ふぁっ!」 夜着で擦れて、思わず、声が出た。 「い、やだっ!」 「レン様」 イーサンが俺を抱き上げると寝室へと運んでくれた。 そして、俺の破れた夜着を脱がせると勢いよく飛び出してきた俺のものを掴んで擦り始めた。 マジ、かよっ! 「や、やめっ!」 「じっとしててください、レン様」 イーサンに擦られて、俺は、あっという間に彼の手の中へと精を吐いた。

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