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第22話 隠しておきたい!
3ー1 隠しておきたい!
「こら!連太郎!いつまで寝ておるんじゃ!」
俺は、じいちゃんの怒声で目覚めた。
「あれ?」
いつもの見慣れた天井だ。
俺は、がばっと飛び起きた。
「ここは?」
「何を寝ぼけとるか!御祓の時間を忘れたのか!」
俺は、暖かい布団の中から這い出すと急いでパジャマと下着を脱いで白い衣に着替えようとした。
が。
「わわっ!」
「どうした?連太郎」
じいちゃんが襖の隙間から着替え中の俺のことを覗いていたから、俺は、慌てて衣で前を隠した。
「なんでもねぇし!」
「なら、早くせんか!」
「お、おう!わかってるって」
返事をしたものの、俺は、胸が早鐘を打っていた。
なんで?
あれは、全部、夢だったんんじゃねぇのか?
なんで。
俺の乳首がこんな大きく、ぷっくりと赤く腫れてるんだ?
「こ、こんなの、じいちゃんに見られたら・・」
俺は、考えた末に両乳首に絆創膏を貼って隠すことにした。
大急ぎでじいちゃんの待っている滝へと入っていく山道のところへと、俺は、走っていった。
だけど。
「ん・・ぅっ・・」
俺は、両乳首が絆創膏で擦れて、そこがじんじん疼いてしょうがなかった。
ずくん、ずくん、と甘く疼くそこに、俺は、山道を歩きながら吐息を漏らしていた。
「はっ・・ふっ・・」
「なんじゃ?変な声を出しおってからに。どうしたんじゃ?連太郎」
じいちゃんが振り返って俺に近づいてきた。
ヤバい!
俺は、ぎゅっと両手の拳を握りしめた。
じいちゃんは、俺の顔を覗き込んだ。
「まさか、お前、不浄な行為に耽ったりしておるのではあるまいな?」
「んなわけがねぇだろうが!」
俺は、じいちゃんに返したが、胸は、絆創膏で擦られて堪らなく体が疼いていた。
俺は、胸をはだけてそこを弄りたいという衝動にかられていた。
物足りない快楽の波が、俺の体を責め続けていた。
「あっ・・ん・・」
俺は、胸元を押さえて喘いでしまった。
もう、堪えることはできそうになかった。
いきたい。
何とかして、いかせて欲しい。
俺は、むくっと固くなり立ち上がっている前を押さえて立ちすくんだ。
誰かに、そこを思いっきり弄って欲しかった。
めちゃくちゃにいじめて欲しかった。
ちょっと、待て!
なんか、俺、変だぞ?
どうかしてる!
じいちゃんも何かを感じ取った様子だった。
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