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83.でっかいのは愛しさ溢れて?

 長のイチモツはただでさえでっかくて長いのに、更にでっかくなるのがすごい。  確かにあれで犯されたら、普通の人はどんなに中を拡げたとしても死んでしまうんじゃないだろうか。  夕飯の後の食休み中に、あのイチモツについて聞いてみた。更にでっかくなったイチモツを受け入れられる鬼はいるのだろうかと。 「同族でもあの大きさは厳しいんじゃないですかね」  カヤテが答えた。 「天使さまなら受け入れられるとは思いますけど、でもあの大きさまで膨張するのは愛しい相手のみにですから試すことはできないかと」  そしてさらりととんでもないことを言った。 「……え?」  今カヤテはなんと言ったのだろう。 「リンドルはどうなんです? やっぱり愛しい相手とだとでかくなったりしますか?」 「そうですね。私は触手族との混血でもあるのでそもそも形が変えられるのですよ。細くも太くもできますのであまり参考にはならないかと」  カヤテとリンドルが話している内容にも興味はあった。 「カヤテはどうなのですか?」 「私は愛しい相手であればでかくなるかと思いますね。天使さまも愛らしいですが、長の奥さま相手に本気で恋をするわけにはいきませんから、そんな相手に早く巡り合いたいものです」  そうなのかとぼんやり思った。  でも、愛しい相手って……。 「ウイ?」 「あの……」  長に声をかけられてびくっとした。 「だんなさまの、その……」  すごく聞きづらいけど教えてほしい。  僕は今長の膝の上で、背中を預けて腰掛けている。振り向いて長をじっと見つめた。 「……俺はウイがかわいい。ウイを抱いてから、ウイ以外抱いてない」  カーッ! と顔が熱くなった。確かに長はほぼ僕と一緒にいてくれるけど、まさか僕以外を抱いていないとは思っていなかった。だって鬼は性欲がすごいって聞いているから。 「……小屋の天使は数えてませんよねー……」  ぼそっとカヤテが言う。……「小屋」の天使はしょうがないって思う。それはもう、うん。 「あ? ヤッてねーよ」 「そういうことにしておきましょう」  カヤテが澄まして言う。でも、それは言わなくていいことなんじゃないかなって思ってムッとした。 「……カヤテって、意地悪だよね」 「え!? 私が意地悪、ですか!?」  すごく意外そうに聞き返された。 「だって……旦那さまが誰を抱いたとかって、僕は知らなくてもいいよね? 僕は旦那さまに抱かれるまで、誰かを抱いたことも、抱かれたこともないよ。でも旦那さまは違うでしょう? いちいち気にしてたら旦那さまの過去にまで嫉妬しなくちゃいけない。そんなの疲れるから知らせないでほしい」 「ウイ……」 「あっ……」  長にぎゅっときつく抱きしめられた。今長は僕を抱きしめてくれているし、仕事以外ではほぼ一日僕と過ごしてくれているのだからそれでいいと思う。僕だけでは足りないっていうなら、他の人と抱き合うのもしょうがないんじゃないかな。できれば、長には僕だけを抱いていてほしいけど……。 「……ウイ、お前だけだ」 「嬉しい……」 「お前じゃなきゃ、こんなにはならねえ」 「あ……」  長の膝の上で向き直らされて、長のイチモツを握らせられた。それはもう勃起してすごい大きさになっていて、しかも亀頭がでこぼこといびつな形になっていた。 「だんな、さま……」  こんなすごいので僕の中をいっぱいにしていたのだと思ったら、尻穴がきゅうううんっと収縮した。 「これでウイのおまんこをぐっちょんぐっちょんに犯していいか?」 「だんな、さまっ……してっ……だんなさまぁ……」  こんなでっかいのを入れられたら尻穴が裂けてしまうだろうと思うのに欲しくてたまらない。また奥の奥までいっぱいにして長のイチモツのこと以外考えられなくしてほしかった。 「これじゃ入れるのも難しいな……いたたた……」  長はイチモツの大きさをいつもの大きさに戻すと、僕の身体を持ち上げた。 「ウイ、俺の首に腕を回せ」 「はい……」 「入れるぞ」 「あっ、ああっ……!」  ずぶりっ! と長のイチモツが尻穴を穿った。長のはでっかくて長いから、座位で受け入れようとすると長に身体を持ち上げてもらわないと受け入れられない。ずぶりっずぶりっと長の腰の動きと僕の重さでどんどんイチモツが入ってくる。そうなると長の首に回した腕も解けてしまい、長に抱きしめられながら根元までぐっぽりと受け入れることしかできなかった。 「あぁあああーーーんっっ……!!」  ぐぽっ! と音がしたように奥の窄まりをイチモツが貫通する。その衝撃で僕はイッてしまった。もっと奥はだめだって思うけど、長だからかまわない。 「入れただけでイッたのか? かわいいな」 「あぁんっ、あんっ、あんっ、あんっ……!」  イッたばかりだから、ちょっと待ってほしかったけど長が待ってくれるはずもなく、下からずんっずんっと何度も突き上げられて死ぬかと思った。 「あぁあっ、んんっ、あーっ、あんっ、あんっ……!」  おなかに形が出てしまうぐらいの凶悪なイチモツでこねられて、僕はこれ以上ないってくらい満たされる。僕が長の最後の相手になれればいいななんて思いながら。

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