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第40話
陽茜の言葉をそばに居る父と兄も聞いていて、いい奥さんを持ったなと呟いていた。
『先程は失礼なことたくさん言って本当に申し訳ありませんでした。色々気に入らないことも多いと思いますがどうか俺達のことを認めてはくれませんか?』
こんな人たちに謝る必要も認めてもらう必要もないのに。母親との関係が悪くなるのは困るとそう考えてくれているのだろう。
イスをガタガタと引く音から陽茜が土下座でもしようとしている事を察する。そこまでする必要はないと部屋に入って止めようとした俺を父が止めた。
「私が行こう。出来た子じゃないか、私はとても気に入ったよ。」
父はそういうとリビングのドアのドアノブに手をかけた。
眞仁side終
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