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第3話
「あ…ちょっと、ミキ!」
ヤバい!
寝起き故、軽く主張してる俺の下半身…。
昨日は金曜日、土曜日の予定を確認された後、ミキに散々愛されたこの身体。
ハードな1週間の疲れから一回イッて落ちしてしまった俺はそのまま眠ってしまい、要するに…布地一枚身につけていない…。
ミキがイッたかどうか覚えてはいないが、さぞかし物足りない夜だったろう。
「あ…あ…ッ…そんなトコ…」
「シュウ…やる気マンマンだね!」
それはミキの方だろ!
脛に熱く猛るアレが当たる…。
そしてミキの腰に巻き付けていた脚がいつの間にか肩に担がれていた。
「あッ…ウソ…ひァ…!」
緩く頭をもたげた俺の俺は下着を剥ぎ取る行為すら無く、暖かでヌルつく場所での快感を享受した。
「あ…あ!も…で…でちゃう」
「ひーお、あいて…」
「…ぁ…ンン!」
起き抜けの刺激に耐えられるはずも無く、ビクビクッと腰が震えて下はスッキリしたがは胸にはモヤッとした気持ちが残った…。
でも…まぁいっか、ミキだし。
「ん〜…濃くはないな…」
「ソムリエか!」
「そう!それな!」
「やあんッ!指!」
「昨日のリベンジさせて」
ちょっと油断していたらミキの指が俺の尻の間をまさぐっていた。
あ…ダメ…そこぉ…。
「入口はやらかいね…すぐに挿れられる♡」
「あ…あン!」
何の躊躇いも無く慣れた様子で後孔に指を侵入させるミキ。
そう、昨日せっかく解してくれたのに…俺は挿入前に果てた…。
…一人気持ちよくなって。
ハートマークなんぞ飛ばしてないでもうちょっと戸惑いと恥じらいがあってもいいんじゃない?
「あ…あンン!」
「ん?いいの?」
「…ん…よすぎぃ…」
「ほら、ローション足したからさ、ふふ…ぬるぬるするね」
グチュグチュと爽やかな朝に似つかわしくない濡れた音。
わざと音を出してミキが俺の羞恥を煽る。
だがそれに見事に乗っかって、俺の俺は硬さを増し涎を垂らすのだ……。
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