1 / 10

第1話

ぶるぶるしてる。 端的に言えば、 どこか物足りなく、飽いていた。 「ぁ…ぅ……」 だから。 「お前さ、俺のこと嫌いなの?」 こいつの答えを聞いたとき。 「ち、違っ…… 好き、好き、です…っ!…だ、からっ、…う、うれ、嬉しっすぎて、、」 そう言って、 そっぽ向いたまんま、 それ以上は言葉が出てこない様子で。 身体中ぶるぶる震えてるこいつに、 興味が湧いた。

ともだちにシェアしよう!