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束縛。
「おかえり、信。」
「ぁ……ただいま、、むつきくん。」
玄関前にいる信は、顔が真っ青。
「ふはっ、結構人いたろ、あの薬局。」
「……は、ずかしかった。」
「……そんだけ?」
「ぇ、ぇっと、」
かーわい。
ガチ挙動不審。信はあーゆーの好きだと思ったけど。
「見して、買ってきたの。」
「ぁ、うん……その、これ……」
おずおずと、レジ袋あけて見せてくる信。
あーつーか、さっきから振り回されて、俺も結構イラッと来てんだな。なんか、いま自覚したわ。
さっさと連れ込むか。
「寝室、こっち。」
「ぁ、うん……」
寝室に入ってきた信を、さっさとベッドに引き倒す。
「うわっ」
「信。」
こいつの頬を両手で包み、俺だけが視界に映るようにした。
「先に言っとくけど。」
人生で一番強く、相手の目を見る。
信相手に。
「俺以外とセックスするなよ?
ハグは同性ならギリ許す、キスは無理。やったら殺す。」
「……、……っ」
っあ゛ぁ、ぽかーん、としている信にイライラする。
ッハ、笑えてきたなァ。
「聞こえてんのかァ、信。」
途端に、喉が震え出した。
「…っぁ、
きこえ、てる。
わ、かった……」
「イイ子」
また、今度は体全体を震わせた。
イイ返事だなァ、お仕置き、楽しめよ。
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