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No.12 雨が齎す異世界トリップ

「「奇抜な服を着ているな」」  突然の雨、重なった言葉。だけど俺は大学帰りに神隠しの森に迷い込み、立っている和装の人物が大正に生きる小説家だとは知らなかった。だから「その服は何処で輸入したんだ?」と問われた時、目を瞠ったものである。雨が齎す異世界トリップ。その後俺は、彼を愛す。

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