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No.24 三日夜餅

あの日もこうして軒下に身を寄せていた 薪を焚べ白湯を出し冷えた肌に朱を注いだ 三日の夜になっても帰らぬ彼に餠を焼いた 「ともに老い同じ穴に」 彼の元に赤紙が届いたのはわずか数箇月後 望みを捨てきれず肉叢が朽ちてもなお待ち続けた 誤算はあれど邂逅を果たせたのだ 今生を終うまで待つとしよう

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