1 / 2

第1話

──noside── 「ねぇねぇ、ドッペルゲンガーって知ってる?」 「ドッペルゲンガー?何それw」 「自分とそっくりな人のこと。もし、会ったら殺されちゃうんだって」 「え?怖っw」 「…でもなんで殺しちゃうの?」 「この世に同じ人間は2人もいらないでしょ?だから殺してその人になり変わっちゃうんだって」 「ふーん。でも親とかだと意外と気づきそうじゃない?性格とかで」 「あーね。でも、どうなんだろ。全部同じだったら無理じゃねw」 「全部同じは流石に無理かな。それこそ性格とかは違うし…」 「あ、そういえば最近あんたの性格もだいぶ変わったよね」 「確かに!前はもっと明るかったと思う!」 「あれ?おかしいなぁ。前からこの性格だったってことにしてあるはずなのに………」 「「はぁ?」」 ガタッ 「ちょっと、危険だなぁ」 「え!?ち、ちょっと…ちょっと待って!」 「な、なんでカッターなんて持ってるの!?」 「あんたまさかド、──………」 「あーあ、またやっちゃった……。まぁいっか。…次は、誰になろうかな…」

ともだちにシェアしよう!