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第1話
──noside──
「ねぇねぇ、ドッペルゲンガーって知ってる?」
「ドッペルゲンガー?何それw」
「自分とそっくりな人のこと。もし、会ったら殺されちゃうんだって」
「え?怖っw」
「…でもなんで殺しちゃうの?」
「この世に同じ人間は2人もいらないでしょ?だから殺してその人になり変わっちゃうんだって」
「ふーん。でも親とかだと意外と気づきそうじゃない?性格とかで」
「あーね。でも、どうなんだろ。全部同じだったら無理じゃねw」
「全部同じは流石に無理かな。それこそ性格とかは違うし…」
「あ、そういえば最近あんたの性格もだいぶ変わったよね」
「確かに!前はもっと明るかったと思う!」
「あれ?おかしいなぁ。前からこの性格だったってことにしてあるはずなのに………」
「「はぁ?」」
ガタッ
「ちょっと、危険だなぁ」
「え!?ち、ちょっと…ちょっと待って!」
「な、なんでカッターなんて持ってるの!?」
「あんたまさかド、──………」
「あーあ、またやっちゃった……。まぁいっか。…次は、誰になろうかな…」
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