92 / 124
第92話 開かれた僕※
僕は高められて身体を強張らせて嬌声を上げた。
お兄様は息を詰めると僕の中の二本の指をゼンに強く押し付けながら、僕の片腿を高く持ち上げると一気に激しく腰を動かして揺さぶった。
僕はあっという間に高みに放り出されて、頭のてっぺんが痺れるような痛いくらいの快感に放り出された。
腰をビクつかせて逝ってると、指を引き抜いたお兄様が呻きながら自身の昂りを掴むと僕のアーヌスへ押し付けながらビクッビクッと白濁を吐き出した。
僕のそこは柔らかくなって、お兄様が押し付けた先端に吸いつくようにビクついていた。
「リオンの蕾が柔らかくなって、私の先っぽに美味しそうに吸い付いて離れないよ。
それに私も全然収まらない…。あぁ、気持ちいい。」
お兄様は僕たちの密着している場所を赤い顔で凝視しながら、荒い息をついた。
そしてグッ、グッと僕のアーヌスにツルリとした白濁で濡れた先端を押し付けた。
僕はお兄様の昂りをアーヌスが受け入れてる感じがして、キュッと力が入ってしまった。
ウッっと呻いたお兄様は僕の両足を広げて、ゆっくりとグチグチ腰を動かした。
そして時間をかけて先端の丸い部分を押し込んだ。
「ああっん、ウッ。お兄様おっきいっ。」
僕はお兄様の先端が僕の入り口を出たり入ったりしてゆっくりねぶられるのに、段々圧迫感がとれてもどかしい気持ちよさに変わってきたのを感じた。
僕の喘ぎが変わってきたのに気付いたお兄様は、汗をしたたらせながら更に押し込んでグチョグチョと動かし続けた。
僕の感じやすいゼンを擦った瞬間、僕は仰反って叫んだ。
お兄様は目をギラつかせながら僕のそこだけを狙って、益々擦り上げる様に浅く腰を振り続け、どんどん動きを早めた。
「ああああっん、いぃっ、いっちゃう!きゃうっ。あああぁっ!」
僕はさっきよリ強い快感に痺れて、直ぐに高みに連れ去られてまたもやお腹を濡らした。
「リオンっ、私もイクっ、リオン!」
お兄様は大きく呻くと僕の腿を押さえつけながらビクリ、ビクリと腰をひくつかせて逝ったようだった。
僕の上に汗ばんだ身体を重ねると、お兄様は僕の顔を蕩けるよう眼差しで見つめて言った。
「…リオン。愛してる。私は一生お前を離さない。」
ヒクついた僕のアーヌスから濡れたお兄様の昂りがゆっくり出て行った刺激で身体をビクつかせながら、お兄様を強く抱きしめた。
「…んっ、りゅーど、僕も愛してます。離さないで…、一生。」
僕たちは微笑みあって優しく口づけ合うと、僕はゆっくり意識を手放した。
ともだちにシェアしよう!