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第2話

案の定薄暗くなった子供向けの公園には人気はない。 だけど子供向けなため視界を遮るものはあまりない。 「叶」 俺は可愛い恋人の小さな身体を包んで抱き締めた。 叶の鼓動が早い。 だから唇を素早く奪った。 彼は俺の影にいて表情があまり見えない。 けれど叶の両腕はまだ俺の首筋に巻き付いて離さない。 「……もっと、しっかりしたのを。私に……キスをしてください」 想定外の叶の言葉に俺はビックリしたけど、俺は柔らかいベビーリップに深く唇を重ねた。 完

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