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第四章・5

「ん、あんッ! あぁ、はぁ、んんぁ!」  詩央は誠に貫かれ、腰を振っていた。 「あ、はぁ、あ。北條さん、スタッフには手を出さないんじゃ、なかったんですか?」 「遠い昔の話になってしまったな」  詩央くん、君は魅力的すぎる。  αの真は、詩央のフェロモンにすっかり自分を見失っていた。  スキンを着けることだけが、唯一できるささやかな抵抗だった。 「あぁ、あ! 僕、もうダメぇえ!」  詩央のスキンが、温かな精を溜めてゆく。  これでもう、三回目だ。 「そろそろ終わらせないと、君のスキンが破裂するな」 「うぅ。イヤぁ、意地悪……」  詩央の腰をしっかり掴み、真は激しく穿ち始めた。 「あ、はぁッ! あんッ、あぁあ!」 「さぁ、フィニッシュだ」 「ひぁあ! んぁ、あはぁ! あぁああ!」  脚を引き攣らせ、快楽に耐える詩央に、真は射精した。  熱い、大量の精がスキンに注ぎ込まれ、ゴム越しの刺激に詩央は狂った。 「イヤ! ヤだ、あぁ! 気持ち、悦ぃい!」  真が引き抜いた後も、詩央は身を震わせて酔い痴れていた。

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