解る。 　僕の体の中に、真さんが挿入って行くのが、解る。 「ん、んんぅ。はぁ、あぁ……」 「痛くないか？」 　杏は、首をかすかに横に振った。 　痛くない。 　あの真さんのおっきなペニスが、ホントに僕の中に挿入ってる。 「少し、抜くから」 　真は半ばほどまで挿れたペニスを、ゆっくり引いた。 「んぁ！　はぁ、ああ！」 　杏の内壁が逆らって引き攣れ、快感を生む。 「ヤだ。何、これぇ！」 「もう一度、挿れるぞ」 「んぅ、はぁあ！」 　挿れる時には圧と共に、脳まで走る刺激が来る。 「抜く時と挿れる時、どっちが好き？」 「んぁ、あ。両方……」 　満点過ぎる答えだ、と真は舌を出して唇を舐めた。 　大丈夫、杏はセックスを受け入れることができたんだ。 　そして、それは。 「杏、私を受け入れてくれて、ありがとう」 　真はそう言うと、じりじりと奥へ奥へと腰を入れた。 　杏の最奥を、目指した。