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第十五章・2

「まさか、杏がフェラをやってくれるとは、ね」 「少し、恥ずかしいです……」  消え入りそうな声は、劣情をそそる。  その上、こんな可愛いことを言うのだ。 「この次は、どうやって欲しいですか?」  純情可憐な杏を、自分がどんどん穢していくような気さえする。  背徳感の興奮を覚えながら、真は頑張っていやらしい声色にならないように気を付けた。 「じゃあ、今度は裏を舐めてくれるか?」 「裏?」 「こっち側」 「あ、はい」  華奢な手が、真を掴む。  細い舌が伸びて、その裏筋を何度も何度も舐める。 「これは、想像以上に効くな」  どんどん充血していく心地を、真は感じていた。 (真さん、大きくなってる)  気持ち悦いって、思ってくれてるのかな。  杏は、知らず知らずのうちに夢中で真を愛していた。

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