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第27話

「ふふっ、急に甘えたくなった?」 俺のお願いにも嫌な顔せず聞いてくれることがすごく嬉しい。 「ほら、こっち座って。座椅子特等席なんでしょ?」 全身から力が抜けてきた俺を座椅子に座らせ光生は俺の前に座り直しカチャカチャとベルトを外してズボンを脱がしてくれた。 ふいに下を見ると下着が濡れていて恥ずかしくなり足を閉じる。それを見ていた光生は俺の頭を撫でながらニコッと笑う。 「部屋の電気消す?」 恥ずかしがっている俺に優しく聞いてくれる。なんでこんなに優しくしてくれるんだろう。 「ん、、ちょっとだけ暗くする、、」 「ふふっ、ちょっとね。了解。」 本当は恥ずかしくて真っ暗にしてほしいけどこんなに俺に気を遣ってくれてるのに電気を消すのは失礼かななんて思ってちょっとだけと言ってみる。 それなのに光生は俺の心が読めるのか部屋をほとんど暗くリモコンで調節してくれた。そのさりげない優しさに俺の胸は締め付けられる。

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