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第42話 光生side

いつもより早く目が覚めた朝は普段なら二度寝をする俺が今日はすぐに起きる。 「はぁ、支度するか。」 今日は涼の部屋でゲームをするんだ。当たり前に気合いが入る。いつもは適当にセットする髪も丁寧にしてしまう。丁寧にしたところで涼が気付くわけもないけど少しでもかっこよく思われたい。 お気に入りの香水を付けて気持ちを落ち着かせ学校に向かう。 2人きりの部屋で涼に触らない、嫌われるようなことは絶対にしない。何回も自分に言い聞かせているとあっという間に学校に着いた。 「あっ!光生おはよー!」 席についてしばらくすると今日も走ってきたであろう涼が俺の前に現れる。強い風が吹いたなんて嘘をつく姿すらかわいくて髪を整えてあげる。 学校が終わり涼の家に着く。部屋に入ると脱ぎ捨てられたスウェットがあってムラッとくるけど必死に我慢する。 「えぇー!!!すごい!本当光生すごい!!ありがとう!!」 敵のボスに勝つと涼はキラキラした目で俺にハイタッチしてきた。 「いや、こんなすぐにクリアできる人絶対いないって!!本当にありがとう!」 俺がこんなに意識してることを知らない涼は抱きついてくる。その瞬間俺の理性は一瞬で崩れ落ち気づいた時にはキスしていた。

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