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第187話 光生side
「……俺ずっと2人きりになりたかったから今日会いにきてくれてすごい嬉しかった……」
遠慮がちに耳を優しく噛みながらこんなことを言われて嬉しいのは俺のほうだ。
「…ん…きもち……もっとして……」
大好きな人が自分のことを求めてくれることがどれだけ幸せなことか今ならわかる。
「っ!!ちょ、ちょっと!!そんなえっちな声出さないでよっ!!」
それなのに謎に突然勢いよく体を押され離されてしまった。声を出していいと言ったくせに涼は顔を真っ赤にして目を合わせてくれない。
「なんで照れてんの?涼が声我慢しなくていいって言ったんじゃん。」
「だって……そんなかっこよすぎる声出すと思ってなかったし……」
なんだそれは。その発言に俺が喜んでいることすら知らない涼は今日もまた無自覚に煽ってくる。
「ほら、俺に仕返しするんじゃなかったの?」
感じている涼のことを笑ったことに怒っていることは知っている。かわいすぎて笑っただけなのにきっと勘違いしておもしろがってるとでも思ったのだろう。それでも勘違いしてくれたおかげで涼の方からえろいことをしてくれるんだからしばらくは内緒にしておく。
「俺…どうやって触ればいいかわかんない……」
自信がなさそうな顔で背中に手を回し触れるか触れないかくらいの力でそっと撫でてくれる。それが涼らしくて胸が苦しいくらいにギュッとなる。
「ふふっ、その触り方すごい大好き。」
「……っ!!そんなかっこいい顔して見てこないでよ!!」
「いや、普通の顔なんだけど。」
どこに照れたのかコロコロと変わる表情は見ていて飽きない。背中を撫でていた手は俺の乳首に移動してきて指でゆっくりとなぞるように触られる。乳首で感じたことなんて今まで1度もないけど涼が触るとなると別だ。えろいことをされているという現実に興奮する。
「っ……はぁーっ………やばいっ…」
「んふふっ、光生のおっきくなった!かわい!」
フフンッとドヤ顔で俺の真似をする涼のほうが何倍もかわいい。
「……ねぇ、もうイかせて…限界……」
もっとこの時間が続いてほしいけどそれ以上に早く涼の中に出して全てを俺のものにしたい。
「まだだめだよ!もうちょっと我慢してて!」
さっきの俺と同じように我慢してなんて言って乳首を吸ってくる涼はいじわるだ。
「んっ……それ気持ちいい……」
「よかった、、俺こういうのしたことないから気持ちよくなってくれてるかずっと不安だった…」
さっきから一生懸命に俺のことを気持ちよくさせようとしてくれていることがすごく伝わってくる。そんなに心配しなくても涼が触るところ全てが気持ちいいのにどこまでも純粋で健気だ。
俺のことを見つめながらぬるぬるになった乳首を指で何度も撫でて刺激してくれる。こんなのきっと涼じゃなければ少しも感じていない。
「はぁっ……涼に見られながらされると余計に気持ちいいっ……」
「本当?俺もいつも光生に見つめられながらされるのすごい気持ちいいんだよ!」
えへへっと照れ笑いする涼に俺のものは一気に熱くなる。
「あっ……出るっ……っっ!!」
少しでも受け止めてほしくてグッと奥に押しつける。
「あーっ……やばいっ……すっごい気持ちいいっ……」
このままではどれだけ溜まっていたんだと引かれそうなのにまったく止まってくれない。
「んっ……光生いっぱい出していいよっ……俺のお尻光生ので溢れるくらい……」
顔を両手で包み込みフワッと笑って受け止めてくれる涼を今すぐめちゃくちゃにしたい。涼のいいところだけを突けばお尻はギュウッときつく締まりかわいい声を出してくれる。
「あぁあんっ…!!…急にどうしたのっ……!」
急にじゃない。ずっと涼が乱れる姿が見たくてしょうがなかった。
「んうぅ!!だめ、だめっ……イっちゃうぅ!」
ビクンビクンッと大きく腰を浮かす涼のものからはなにも出ない。
「ふぁあ……なにこれっ……こんな気持ちいいの知らない……」
「え?出さずにイッたの?」
恥ずかしいのか手で顔を隠す姿が愛おしい。軽くもう1回突くとまた体を震えさせた。
「んんーっ!……わかんないっ…!…イくの止まんないぃ……」
涼の中はグチュグチュと音を鳴らし締めては緩みそれを何度も繰り返している。
「ふふっ、そっか。気持ちいいね。」
「ううぅ……きもちいいっ……光生大好き……」
もう十分すぎるくらい貰ってばかりなのにギュッと抱きついて大好きなんて言ってくれる涼に俺は何かしてあげられているのだろうか。
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