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第221話

「すっごい似合ってる。かわいい。」 光生はそう言って乳首を優しく撫でるように触る。なんだかもどかしいのは下着越しだからなのかいつもより触れる力が弱いからなのかわからない。 「んふぅ……っ……はぁっ………」 そんなに大事そうに触られると心臓がキューッと締め付けられる。 「光生っ……もっと乱暴に触っていいよ……」 「何言ってんの。絶対だめ。さっきもいっぱい触ったから明日痛くなっちゃうでしょ。」 痛くなってもいいのに。こんな時の光生は頑固できっとなにを言っても聞いてくれない。 「それに優しくしたいの。俺のためにえっちな下着を着てお祝いにこんなことまでさせてくれるんだから大事にしたい。」 いつも大事にしてくれているのにこれ以上なんてあるのだろうか。よっぽど嬉しかったのか下着越しに触っては幸せそうに微笑む。 「んっ……光生は他にどんな下着が好き?」 「ん?涼が着てるから好きなんだよ。下着だけだったら全く興奮しない。」 「………え?そうなの?」 でもこの前は小さくてスケスケの下着が大好きって言っていたのに。 「こんなにかわいい涼がえろいレースを着てるギャップに興奮すんの。俺、こういう下着で黒色が1番好き。」 夢ちゃんの言った通りだ。光生のことを見透かしているらしく同じようなセリフを言っている。 「本当はもっといろんなところ触ってからにしたいんだけど、、」 そう言って太ももをスリスリと触る光生は申し訳なさそうにしながらも甘えた顔をする。 「んふふっ、光生の好きにしていいよ!」 ずっと我慢してくれていたらしくズボンを少し脱がすと下着を押し上げていた。 「光生のカチカチだ、、痛い?」 やっぱりいつ見ても大きくて羨ましい。よしよしと撫でればじわっと下着が濡れる。 「………涼のばか。」 そう言って下着をずらした光生のものはお腹につくくらいに勃っている。 「わっ……光生……」 だめだ、急に恥ずかしくなってきた。いやさっきからずっと恥ずかしいけど大好きな人のこんなえっちな姿なんて直視できない。 「ふふっ、どうしたの。」 絶対わかってるくせに。目をそらす俺の顔をフワッと優しく両手で包み込んでくる。 「ねぇ、俺のものにされてる涼の顔見てたい。」 そんなことを言うなんてずるい。光生を見つめながら脚を曲げグイッと開けば小さな下着はお尻の割れ目にキュッとなる。 「……俺、幸せすぎてどうにかなりそう。」 やっぱりその笑った顔が大好きだ。そのまま下着を少しずらし指をゆっくりと挿れられる。 「んんぅっ!………ぁあっ……」 勝手にお尻がギュッと閉じるのが自分でもわかる。もっと欲しいのに光生はずっと優しくほぐすばかりだ。 「久しぶりだから急にしたら痛くなるでしょ。」 まだ何も言ってないのに俺の考えていることがわかったらしい。それから指を増やされもう十分すぎるくらいにトロトロになる。 「ちょっとだけ待っててね。」 光生は頭を撫でるとベッドの棚の引き出しからゴムを取り出す。 「光生……つけなくてもいいよ……」 きっとつけないほうが光生は気持ちよくなれる。 「ありがと。でも涼の負担になることは絶対にしたくないからだめ。」 光生はまた俺の体を気づかう。今日は誕生日のお祝いなんだからもっとわがままになってほしいのにどうしてもうまくいかない。 「ふふっ、いっぱい激しいのするんでしょ?」 拗ねている俺に気づいたのかほっぺたをツンツンと触る光生はいつもみたいにあやしてくれる。 「……うん…いっぱいする……」 「ん、じゃあつけないとね。それに俺は涼とこうしてくっついてたらずっと気持ちいいから余計な心配しなくていいからね。」 いつも考えていることがバレてしまう。きっと光生は俺の心が読めるんだ。少しでも何かしてあげたくて光生が持っているゴムに触れる。 「ふふっ、涼がつけてくれるの?」 小さく頷けば嬉しそうにありがとうと言うからくすぐったい気持ちになる。ビリッと袋を開けてはみたもののつけたことがないからここからどうすればいいのかわからない。 「そのまま持っててね。」 甘い声がしたと思えば優しく手を重ねられる。それから一瞬でクルクルと根元まで光生のものに一緒につけてくれた。 「ふふっ、ありがと。すごいね、涼はなんでもできちゃうね。上手。」 俺は手を添えていただけでほとんど光生がしたのになんでこんなに優しくしてくれるんだ。前に初めてゴムをつけてくれた時も今も絶対にからかってこないところが大好きでしょうがない。 「光生大好き……」 気づけばそんなことを言っていた。きっと気持ちが溢れすぎて止まらなくなっている。 「俺はその100倍涼のこと大好きだけどね。」 ニッと笑う光生はずっと欲しくてヒクヒクしていたお尻にそっと自分のものを当てた。

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