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第227話

「俺のためにマイケル先生の動画見ていっぱい勉強してくれたんでしょ?」 やっぱり全てお見通しらしく微笑む光生に頷けばとびっきり優しい顔をしてくれる。 「ふふっ、マイケル先生はずるいな〜。涼にいっぱい頼ってもらって。」 俺が泣いていても重たい空気にしないどころかいつも通りに話してくれる光生になんだか気持ちが落ち着いてくる。 「……でも光生のほうが大好きだよ……マイケル先生は5番目くらいに好き……」 「あははっ、なにそれ!その順位すっごい気になるんだけど!」 大爆笑する光生に俺の顔は緩む。そんな俺を見て光生は安心した顔をする。 「で、俺は何位なの?」 ほっぺたをムニムニとつまみながら聞いてくる光生がかっこよくて心臓が止まりそうだ。 「……そんなの1番に決まってるじゃん、、」 きっと今俺の顔はすごい赤くなっている。それぐらいに恥ずかしい。 「あははっ、やった!涼から1番貰えた!」 光生はいつも俺のことで喜びすぎだ。 「……なんで光生は俺のこと好きなの?」 こんなにモテるのに光生は俺ばっかりに構う。特別に何かできるわけでもなければもちろんモテるわけもないしそもそも男なのに謎だ。 「涼だから大好きなんだよ。理由なんてない。まぁ、言い出したらキリがないくらい大好きなところばっかりあるけど。」 ふふっと笑う光生は今日も恥ずかしがることなく甘い言葉をくれる。 「……こんなにえっち下手でも好き?」 「うん、大好き。下手だと思ったことないけど。」 俺のめんどくさい質問にも答えてくれる光生に嬉しくなる。 「じゃあいつも光生にしてもらってばかりでわがままだけどそれでも俺のこと好き?」 「ふふっ、大好きだよ。俺の方が涼にいろんなことしてもらってばっかりだしそれにわがままなんてもっと聞きたいくらいだけど。」 もうだめだ。光生がモテる理由がわかる。こんなの好きにならないわけがない。抱きしめられていた手を握って起き上がる俺に光生はまた嬉しそうな顔をする。 「またさっきのしてくれるの?」 上手にはできないけどもう光生が欲しくて我慢できない。 「うん、、今日は光生のことひとりじめするんだ!」 時間が許すまで2人きりで過ごしたい。光生もそう思ってくれてたらいいななんて思っていたら目が合いニッと笑ってくれる。 「俺も涼のこと一生ひとりじめしたい。」 「ぇえ!?一生!?」 俺が驚いて大きな声を出せば楽しそうに笑う光生にさっきまでの不安な気持ちも泣いていたこともいつのまにか忘れていた。

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