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第232話 光生side

「……なんでいつもそんなにいっぱいくれるの。」 いつも涼は俺にいろんな感情も嬉しい言葉も全部簡単にくれる。 「え?なにが?」 何も分かっていない涼は不思議そうに首を傾げる。その全てが愛おしくて俺は夢中で腰を打ちつける。 「んぅうっ……光生待ってっ……あっ…!」 俺の体を押さえ止めようとする涼の手を握れば顔を赤くしながら握り返してくれる。 「はぁっ………涼大好き……」 「ぁあんっ…!光生っ……だめっ…だめぇ…!」 ビクンビクンと腰を浮かせた涼は出さずにイってくれたらしい。いつもなら落ち着くまで待っているけど今はそんな余裕はない。ただひたすら確かめるように涼の中を何度も擦る。 「んぁあっ…!…やんっ…光生……激しいっ…」 「はぁっ……ねぇ、俺しか知らないえっちな涼もっと見たい……」 「ぅんっ……光生っ……俺のおちんちんいっぱいグチュグチュって擦ってぇっ……」   嫌がることなくお願いを聞いてくれるから俺の全てを受け入れてくれるのかななんて自惚れてしまう。突くたびに揺れていた涼のものを握り軽く擦ればえろすぎる顔を見せてくれる。    「あぁあんっ!!こうぅ…きもちいぃっ…!」 ギュウギュウに締め付ける涼はもうずっとイきっぱなしだ。それでもまだ足りない。 「……ねぇ、もっと涼のこと欲しい……」 どこまでも欲張りな俺はいつか呆れられそうだ。 「ぁんっ……俺なんかで良いなら光生にいくらでもあげるよっ……」 そう言って涼は自分の乳首を指で何度も弾く。普段あまり自分ではしないのかぎこちない所もかわいい。 「こうぅ……光生じゃないと乳首気持ちよくならないっ……」 俺だけが涼のことを気持ちよくできると思い込ませて離れられないようにさせたい。そんな真っ黒で汚い感情を涼に教えることなんて絶対にできない。 「ん、いっぱい気持ちいいのしてあげる。」 それから部屋には涼の喘ぎ声とグチュグチュと擦り合う音と共に肌がぶつかる音が響く。 「んっ……涼の中ギュウッって何回もすっごい締まってる……」 「だってぇ……光生の気持ち良すぎて勝手になるんだもん………」 ほらまたそうやって無意識に煽ってくるから我慢できなくなる。腰を掴み奥まで大きく突けば涼はまたイってくれる。 「やぁあんっ…!!…っ…ぁあん…イくぅっ!」 えろすぎる涼はギュッとシーツを掴んでいてなぜか泣きそうな顔で見てくる。 「こうぅ……ごめんね…イくの止まんない…」 やばい。愛おしすぎてなんか全身にギュンッときた。 「何で謝るの。好きなだけイっていいのに。」 「……だって絶対変だもん……さっきだって光生、俺にイくの何回目って聞いてたし……」 「ん、ごめんごめん。さっきのは涼がかわいすぎていじわるしただけで本当は何回もイってくれてすごい嬉しい。」 こんなにかわいくてえろいのに自信がないらしい涼を不安にさせるようなことを言いすぎてしまった。 「……光生も早く気持ちよくなって…」 潤んだ目をしながら俺の腰を撫でる涼はまたきっと勘違いをしている。ずっと気持ちいいのに俺がイかないから気持ちよくなってないと思っている。 「ふふっ、これ以上気持ちよくなったらおかしくなるって。」 不安にさせたくなくて涼に覆い被さりひたすらに腰を動かせばギュッとしがみついてくる。 「はぁっ……気持ちいい…イきそう……」 「あっ…こうぅ…俺の中にいっぱい出してっ…」 そんなことをお願いされて俺が我慢なんてできるはずかない。 「んっ…………イくっ…!」 ありえないくらいに気持ちよくて自分でも引くくらい何度も出してしまったのに涼はすごく嬉しそうに微笑む。気づけばキスをしていてさすがにこれ以上続ければ怒られそうでパッと顔を離す。 「んっ……光生…もっとちゅーしてっ…」 それなのに涼は甘えてくれる。その姿をずっと見ていたくて軽いキスを一度してすぐに唇を離した。 「んぅ……もっと……」 顔を近づけてくる涼に再び同じことをすれば俺の大好きな拗ねた顔をする。 「……光生のいじわる。」 「ふふっ、ごめんごめん。ほら、こっち向いて。いっぱいキスしよ。」 顔をそらした涼にいつものようにほっぺたをツンツンと触ればその指は払いのけられる。 「やだっ!!もうしないっ!」 どうやら完全に怒ってしまったらしい。ほっぺたを触っても機嫌を戻してくれないとなると今から大変だ。でもどうすれば許してくれるのかを必死に考える時間も大好きでもう少しだけこのままでもいいなんて思ってしまう。

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