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第244話 光生side
恥ずかしがっている涼のお尻をグイッと開けばビクッと体を反応させる。
「こうぅ……そんな近くで見ちゃだめぇ…!」
「ふふっ、明るい部屋でするの初めてだね。」
もっと恥ずかしがるところを見たくてわざといじわるなことを言う。
「…ん…初めて……」
てっきり暗くしてとか変態とか言って怒ってくるのかと思っていた俺は顔を真っ赤にして口元をスウェットで覆いながらそんなことを言う涼に釘付けになる。
「……なんでいつもそんなにかわいいの。」
もう本当に心配でしょうがない。いじわるしたいのにこんなにかわいい反応をされると優しくしないわけにはいかない。ゆっくりと弱く刺激をするようにお尻を舐めれば最初よりもヒクヒクとさせるから俺のものを挿れたくなってしまう。
「んっ……こうぅ……ありがとう…ゆっくりしてくれてる……」
ほらまたそうやってかわいいことばかり言って簡単に俺を喜ばせる。快感に耐えているのかビクビクと体を震えさえ必死に声を我慢している姿から目が離せない。
「あっ……んっ……きもちいいっ……」
「ん、それはよかった。」
小さな声で教えてくれる涼を今すぐに襲いたい気持ちを必死に抑える。
「うぅ……光生だめっ……んんっー!!」
そんな俺の気持ちなんて知らない涼はギュッと目をつぶりスウェットを口に押し当ててイってくれたらしい。
「光生っ…ごめん…声いっぱい出ちゃった……」
「んーん、我慢するの上手だったよ。」
潤んだ目で謝る涼にこのままでは無理矢理にでもしてしまいそうですばやく出したものを拭き下着を履かせて隣に寝転ぶ。それなのに涼はギュッと抱きついてくる。
「……最近光生といっぱいえっちしてる、、」
恥ずかしそうにそう言った後、俺の首元に何度も顔をスリスリと擦り付け甘えてくる。
「光生大好き……さっきの恥ずかしかったけどすごい気持ちよかった……」
「………そんなことされたらすごいえろい気分になるんだけど。」
家に2人きりだったら絶対にめちゃくちゃにしてた。ていうかこれは今ちょっとだけ触っても許してくれそうな気する。服の中に手を入れようとした瞬間に涼はガバッと起き上がる。
「あーっ!!さっきのドラマ忘れてた!!」
「……は?」
涼は勢いよく俺のことを見る。テレビをつければちょうどおじいちゃんが捕まっているシーンだった。
「なんで、、?光生が言ってた通りだ、、」
驚いた顔でテレビを夢中で見ているけど俺はそんなドラマなんてどうでもいい。涼の腕をグイッと引っ張る。
「わっ!!光生!?」
「ねぇ、なんでもお願い聞いてくれるんだよね?」
そのまま覆い被されば涼は顔を真っ赤にする。
「っ!!ち、近いって!!」
ジタバタと暴れる涼の手をベッドに押し付ければ潤んだ目で見つめてくる。
「ふふっ、何して貰おっかな〜」
してもらいたいことなんて山ほどある。普段なら断られそうなえろいことをしたい俺はよくばりなのだろうか。
「……光生絶対にえっちなこと考えてるでしょ!」
そんなの当たり前だ。唇を尖らせ怒る涼に頷く。
「でも今度2人きりの時に取っておく。」
本当は今すぐにしたいけどまだ雨は降っているしいつ雷が鳴るかもわからないこの状況で無理矢理になんてできない。怖い思いをさせたくなくて頭を撫で隣に寝転べばまたギュッとくっついてくれる。
「光生ありがと、、雷鳴るかもしれないからでしょ?」
「ふふっ、してもらいたいことありすぎて俺が選びきれないだけ。」
涼はいつだって優しくて温かい気持ちをくれる。無言で見つめてくる涼にキスをすれば恥ずかしそうに俯いたあとまたして欲しそうに見上げてくる。こんなことをしてくるのに誘っていないらしい涼にもう一度キスをしようとすればピロンと涼のスマホが鳴る。
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