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求める
「センラさん飲み過ぎw」
「えぇやぁ〜ん!もっとのもぉ〜?」
あれから家につき、酒を飲み直すこと2時間。時計は深夜1時を指していた。
センラは飲み過ぎているのか顔が赤い。
「センラ?」
そう言って肩を掴んだ。すると……
「やめてぇ〜やぁ〜さかたぁ」
「は?」
坂田の声聞こえたよな?酔っているのは知っているが、許せなかった。
気づくと俺はセンラを床に押し倒していた。
「なぁにぃ〜?いたぁいぃ〜」
「センラ!」
「ん〜?」
「目の前におるの誰か言え」
「さかたぁ〜?」
だめだ。聞き間違いじゃない。センラは酔って俺を坂田だと思っている。
許せない。だから
「なにしてん⁉︎」
センラのズボンを脱がし、センラのを手に包み込んだ。
「俺が誰か思い知らせてやるよ。」
そう言って手を動かした。
「んっ…やっ…めぇっ!」
快感は感じているようだった。手で顔を隠していた。
こんなのいつぶりだろうか。
「んっ…あぁっ…あかんっ…だっ…あっ!」
「お前の目の前におんのは誰や?」
「あぁあっ…イッちゃぁっ…!」
俺の質問に答えずに喘ぎ声をあげまくるセンラ。
「んっ…あぁっ…イッくっ…からぁっ…あっ!」
声しかあげないなら一旦イかせる。
はずだったのだが…
「しぁっ…くんっ!とめってぇ!」
「ッッ!」
俺の名前を呼んだ。だが、イかせるのが先。そう思って今まで以上に早く動かした。
すると
「あぁっ…‼︎」
センラはイった。
肩で息をするセンラに色気を感じる。もう一度…聞いてみる。
「センラ…の…前におるのは…誰?」
「はぁ…はっ…志麻…くんっ!」
ちゃんと言えてる。嬉しくて涙が出てきてしまう。
「志麻くんっ…なんで泣いてはるん…?」
心配してるんだ…俺のこと。
泣き止みたいが止まらない。
そして俺は本音を口にした。
「センラっ…俺なっ…?センラが俺に構ってくれへんくてっ…寂しくてっ…!
さっきも坂田って言うからっ…悔しくてっ…いつの間にかっ…
センラのっ……ごめんっ…!」
しばらくセンラは俺を見ていた。なにもできないまま数秒…
「なんで志麻くんが謝ってはるんですか?俺が悪いのに」
「だってっ…いきなりイかされてっ…怖かったやろっ…?」
「いいえ。嬉しかったですよ」
「えっ?」
嬉しい?なんで…?
「全然できてなかったから」
そう言って微笑んだ。
「ごめんな志麻くん。最近仕事忙しくて、疲れちゃってて、志麻くんとの時間作れなかったな
寂しかったね。ごめんな?」
センラはサラリーマンもやってるから疲れて当然だ。そんな時、一緒にいられなかった俺が憎い。
「俺っ!センラが疲れてるの知らんくってっ!勝手に嫉妬しちゃったぁっ!」
「ふふ。可愛いっ」
そう言って俺の頭を撫でてきた。
「志麻くん?」
「ん?」
「続き…してもらっていいですか…?」
「え?」
「志麻くんの欲しいからっ…」
俺のが欲しい?可愛いやつwそんなこと言われたら
「ええよ。寝させぇへんでな?」
「ふふ」
断れへんやん。
その日は、いつも以上に激しく求めあった。
また、これまで以上に、仲良くなった気がする。
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