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誘い

帰りの時間。 うらさかはお金を置いて先に帰って行った。 残されたのは俺とセンラ。 口を開いたのは俺が先だった。 「センラさん?」 「なんですか?」 綺麗な黄色の色をした瞳がこっちに向けてきたが長い前髪がそれを隠した。 「今日俺の家泊まりにこーへん?酒も飲み直そうや」 俺からの誘いなんて初めてだ。毎回センラが「ここ行きたい」「あそこがいい」って 言うから俺もそれに乗っていて、俺が「こうしよう」なんて言ったこともない。 乗ってくれるか? 「……ええですよ!志麻くんの家に行くなんて久々や〜!」 乗ってくれた⁉︎めっちゃ嬉しい! 「じゃあ行くか!」 「はい!」 そう言って居酒屋を出て、電車で自宅に向かった。

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