4 / 4

第4話

 それからが大変だった。  レインが僕の告白とともにケダモノのように……以下略。  そしてその次の日に、僕は色々ネタばらしというか、大事にしていた妹のセリアに、 「やっぱり兄さんはチョロい。レインにお任せするしか無いわね」  と言われてしまった。  ちなみにセリアはウォールとそういった関係になっていたらしい。  まさか大人しい友人がと思っていたが、セリアにとってはかけがえのない人であるらしい。    なので仕方がないと思いつつ僕は、 「でもセリアがこんなに大胆なことをするなんて」 「兄さんが私を繊細な妹で有って欲しいと思っていただけだと思う」 「……お兄ちゃん、泣いちゃう」 「よしよし」  僕はセリアに頭を撫でられて慰められた。  よくよく考えれば、妹のセリアはもう少しというか十二分に芯のつよい子だったので、あの結婚話を自分で壊しに行ったような気がする。  もっと僕は早く気付けばよかった。  シスコンが僕は過ぎたのかもしれないと反省しているとそこで、 「それで、話は終わったからスノーは連れて行くな」 「! な、何をする気だ!」 「それはベッドの上で教えてやるよ」 「待て、それは昨日散々……」  と言いながら僕はレインに連れ込まれてベッドの上で喘がされ、耳元で、 「それで、最近男同士で子供の出来る薬を手に入れたがどうする?」 「! ま、待ってせめて、学園を卒業してからっ、やぁああああんんっ」  という目にあった僕。  それにレインが仕方がないな、でも、俺から逃げられると思うなよと囁かれて僕は、嬉しくなりながら頷いたのだった。 「おしまい」  

ともだちにシェアしよう!