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第1話
「やめてくれぇ・・・」
それはすすり泣きでしかなかった。
身動きできない身体。
震えることしかできない。
見えない何かが自分の上にのしかかり、Tシャツをたくし上げ、露になったその場所を執拗に舐めるのを感じていた。
乳首。
ある事も気にしてなかったその場所は、濡れて充血して、尖っている。
舐められ吸われ続けているからだ。
見えない唇があわあわと乳首を挟み込む。
乳首はもう尖りきっていてそのカタチを舌で何度もなぞられる。
舌の微かなザラつきを、敏感になり過ぎたそこが拾い上げ、先の窪みさえ舌先で確かめられたなら、甘い痺れが脳と股間に確かな快感を送る。
「嫌だぁ・・・、もうやめ・・・」
声だけは出る。
でももう、助けを求めて叫ぶことはあきらめた。
誰も来ない。
ここは人里離れた場所だから。
手入れはされてるが電気も水道も止まった旧い屋敷だ。
誰もこの家には近寄らない。
それを知っててここに来た。
でも。まさか。まさか。
こんなことになるなんて。
甘く今度は歯を立てられた。
熟した果実に歯を立てるように、ぶっくり腫れたそこを歯で味わっている。
「ひぃっ!!」
声がでたのは痛みからではない。
また達してしまったからだ。
腰が痙攣している。
ゆっくりとした射精は気がとおくなるほど気持ちいい。
数時間胸だけを弄られ続けて、とうとう、ここでイけるようになってしまった。
脱がされることのないズボンとパンツの中はドロドロだろう。
ソレはそこには1度も触れようとはしなかったのだ。
射精して震えるオレの身体を、包み込むように見えない身体がのっている。
大きな、厚い筋肉を感じていた。
太ももに当たる、ソレから、それが男であることも見えないけどわかる。
それが硬く勃起していることも。
恐ろしい。
恐ろしい。
コイツがオレ欲しがっているのもわかってしまう。
呻き声がして、太ももにソレを擦り付けられつづけられる。
その熱さと硬さとでかさに悲鳴をあげる。
嫌だ。
こんなのぶち込まれたら死ぬ!!
でも、それ以上はされなかった。
ただまた、乳首を吸われた。
「もう無理無理!!!」
悲鳴があげた。
でも、丁寧に、執拗に、いやらしく。
どちらの乳首も入念にソレはオレの乳首を舐め、吸い噛んだ。
指で芯を潰されることの良さも教えこまれた。
先端をほじるように舐められたなら、震えが止まらなくなることも知った。
すわれながら噛まれる甘さも。
ソイツは何度も俺の腹にむかって精液をぶちまけたけれど、無理やりぶち込まれることはなかった
姿は見えないのに、精液だけは生臭く。熱く。
俺の身体を汚した。
その熱い唾液でたっぷり乳首も、濡らされて。
赤く熟して腫れた乳首はもう、性器でしかなかった。
精液が出なくなっても、乳首を弄られ続けた。
出なくても射精感だけを感じて続け、泣いて泣いて、イキ続けた。
声も出なくなり、ただ震えるだけになり、小便すら何度も垂れ流したその後。
のしかかっていたそれはやっと消えた。
大量の精液に汚された身体は、動けるようになったはずなのに動けなかった。
快楽に焼かれ続けた脳が焼ききれ、意識を失った
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