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清らかで慈悲深い皇子を調教する6

皇子は隣国に送られた、と聞いた。 そして、隣国の王が皇子を寵愛しているという話も。 その後皇子の父である国王は突然病死した。 王位継承権を持つ皇子達も。 呪いだと囁かれた。 殺し合い、享楽に明け暮れた罰だとも。 1人、田舎に引きこもった皇子だけは継承権を放棄して臣下に下っていたからか、死ぬことはなかった。 そして。 継承権を持つのは。 ただ1人。 その時には性奴隷ではなく、隣国の王の正当なる妃と上り詰めていた皇子だけだった。 王と皇子によって、共同統治されることとなった。 戦も起こらず、無能で欲深い王族達からこの国は救われたのだった。 「本当に願いを叶えるとはな」 調教師はむしろ。 呆れてしまったのだった。 どんな願いも叶うのに、本当にそんな願いを叶えるのか、と。 だが。 最高傑作ではないが。 皇子は調教師の傑作だった おわり

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