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清らかで慈悲深い皇子を調教する5

皇子は裸の胸に抱かれて眠ることにも慣れた。 初めて穴から精液を初めて掻き出された時だけは、少し泣いたが、でも、何もかもを受け入れた。 自分から服を脱ぎ捨て、乳首をつまんで尖らせながら、穴を見せつけ誘って見せた。 自分から性器にむしゃぶりつき、舐めて咥えて、飲ませてほしいと欲しがった。 清らかな姿形からは想像もつかないいやらしさ。 穴に入れたなら貪欲に尻は動き、穴は絞りとるように蠢いた。 甘く溶けて鳴き、その切ない声に欲望をかき立てられた。 白く甘い身体は、舐めて噛んで、吸い立てずにはいられず、どこを舐めても震えて感じ、抱くものを楽しませるまでになった。 欲しがる穴のひくつくいやらしいさ、口を開けて欲しがる舌の赤い欲深さ、色をかえる歯触りさえ楽しい淫猥な乳首。 そして、こんな清らかな顔が、ここまで淫らになるなんて。 そこにいるのは最高の性奴隷だった。 調教師が性奴隷を連れてきて、2人がかりで犯されたときも、皇子は口と穴の2つで、二人の性器を同時に楽しんで見せた。 「私が・・・楽しむ・・んだな」 1番奥を調教師にぶち抜かれながら目を剥いて喜び、さらに目の前に突き出された性奴隷の巨根へと手を伸ばし舐めてながら皇子がつぶやく。 美味しいとそれを舐めながら。 「アンタ、偉いよ。そうだ。アンタが楽しむんだ。アンタに誰も彼もがセックスさせられるんだ。アンタとしている時はアンタが支配者だ・・・」 調教師は頷きながら言った。 クソ、気持ちいい、仕事を忘れてちまいそうだ、とも。 犯すことに慣れた性奴隷でさえ、皇子に喉から締められ声をあげて果てさせられた程だった。 その日皇子は、調教師と、性奴隷の2人を相手に貪欲に絞りとってみせた。 どこまでも欲しがり、底なしに。 「ああ、いやらしいな、アンタいい」 調教師はとうとう絞り取られて苦笑した。 この国1番の娼館にも、こんないやらしい娼婦はいない。 きっと、後宮にだっていないだろう。 「勝つのはアンタだ」 そう言ったのはそう確信したからだ。 皇子は髪を振り乱し、しなやかな身体を波打たせ、色付いた2つの乳首で身体飾り、濡れた目で相手を貫く、ベッドの中の支配者だった。 その穴に入れたくてたまらなくて、その中に入ってしまえば、2度離せなくなる麻薬だった。 調教師ですら危うくなるほどに、良すぎた。 「母上やおば上のようには・・・私はならない」 皇子は抱かれて眠る前に、調教師に言った。 最後の夜だ。 もう教えることなどない。 乳首を飾るピアスは調教師が開けてやった。 むしゃぶりつきたくなる、その乳首に光る小さな輪は、服を脱いだ皇子を喰いたくてたまらない気持ちにさせるだろう。 男に興味がないという隣国の王でも、この皇子をみたならぱ、手を出さずにはいられないことだけは確実だった。 「哀れに犯され、くるしみ、耐えて、泣き続けるなんて」 実の兄に犯された母やおば。 おもちゃとして扱われ、子供を産まされ、その子供さえ利用された 「私はこの身体で全てに抗う」 それは皇子の決意だった。 「祈っても何も変わらない。この身体で変えられることがあるなら、やってみせる」 皇子は何か決めたようだった。 「何を変える?」 調教師は皇子の髪を撫でながら聞く。 この皇子に敬意を持ち始めていた。 こんなになっても、この皇子は。 清らかだ。 「民を守る。父上はダメだ。この国の王族はダメだ。戦ではない形でこの国の王を取り替える方法を、私を抱く王と考えたい。かの王は、戦では残忍でも有能だと聞いた」 それはとんでもない話で。 調教師などには手に余る。 だが、性奴隷に落とされたからこそ、2人きりで話すことも、たらしこむことも出来るということに気付いたからこそ、 そして、たら仕込めるだろうからこそ。 皇子はやってみせるだろう、 性奴隷になってでも願うのが、民のこと。 本物の聖者だった。 「アンタならやれるさ」 背中を撫でながら調教師は無責任に言った。 ここから先は調教師の知ったことではない。 「うん、やるよ」 皇子はそう言って、調教師の胸の中で子どものように眠った。 王はこの皇子に囚われるだろう。 なんと清らかで。 でも、その身体のいやらしさは調教師が一番知っているいる。 「せっかく・・・最高傑作だと思ったのにな」 調教師はため息をついた。 民を救う性奴隷では。 全てを破滅させるモノこそが理想なのに。 でも。 これはこれで悪くなかった。 「綺麗な綺麗な皇子様。アンタの願いは叶うだろう」 調教師は予言した。 予言は調教師の仕事ではなかったけれど。

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