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4 支配、したい?
『魔』が持つ魔力を自分の体内に取り込み、その『魔』を支配してしまう。それが『魔使い』と呼ばれる能力であり、俺が持つ能力でもある。
取り込んだ魔力は次第に薄れていく。だから定期的に『補充』しなければならないのだが……
「カムロン、うまいね」
咥えこんだモノに舌で刺激を加えると、ヴェルルはうっとりとした表情を見せた。
「早く射精 せ」
「やだよ。カムロンがボクのチンポをしゃぶる姿、もっと見たいし」
ヴェルルが口元にいやらしいまでの笑みを浮かべる。支配される側であるはずのヴェルルが、優越感を感じることのできる唯一の瞬間……なのかもしれない。
ヴェルルの硬くなったものを、喉の奥まで飲み込む。
「い、いい。じんじんしてくる」
しかし突然ペニスがビクッと跳ね、俺は咳き込んでしまった。
「やめちゃだめだよ、カムロン」
ヴェルルが俺の頭を抱え、ふたたびペニスへと導く。それを俺の口の中にねじ込むと、今度はヴェルルが腰を振り始めた。
「ボクの精液、飲まないとボクを支配できないんだよね、カムロン。ほら、いっぱい出してあげるから、ちゃんと飲んでよ」
ヴェルルのペニスが俺の喉の奥をゴリゴリと刺激する。魔の本性むき出しの、乱暴なまでの腰の動き。
「い、いくっ」
ヴェルルがおのれのペニスを奥深く俺の口に押し込んだ。
喜びに震えるかのように何度も跳ね上がるペニス。先端から放たれた精液という名の魔力の塊が、俺の喉の奥へと、直接注がれる。息を止め、胃の中へと飲み込む……
必要とはいえ、苦痛と、そして屈辱を伴う行為。思わず顔をしかめてしまう。そんな俺を見て、ヴェルルはにやっと笑うと強引に自分の口で俺の口をふさいだ。
ヴェルルの舌が俺の口の中を這いずり回る。まるで、出し終わった精液の残りをなめとろうとしているかのようだった。
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