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夏休み当日俺達4人はいつものように綾人の家に遊びに来ていた
優「あーまた負けた!陽太強すぎちょっとは手加減しろよ!」
陽「これでも手加減してるんだけどな、、」コソ
優「あ゛?なんか言ったか?」
陽「いや?何も?」
弘「、、、、zZZ」
日常になりつつある俺達の絡みを遠巻きに綾人は何やらニヤニヤしながらクローゼットをあさっていた
優「てか綾人、お前さっきから何してんだ?」
俺はさっき皆で食べてたマックの残りのポテトを口に放り込みながら後でゴソゴソしてる綾人に疑問を投げつけた
綾「ん〜?なんだと思う〜?」
後ろ姿からでも分かるニヤケ具合に俺は嫌な予感がしてすぐさま前を向いた
、、、、なんだ?何か忘れてる気が、、、?
そう考えてるのもつかの間、考え込んでる俺の目の前にこの家では見ることもないであろう物体が差し出された
綾「ジャーン!!どう?」
優「、、、何これ?」
綾「何って制服だよ?」
優「、、、いや、それは見りゃ分かる」
俺が聞きたいのはなんで俺たちの高校の"女子"の制服があるのかってのが聞きたいんだよ!
綾「えー優ちゃん忘れたの?夏休み前にしたジャンケンだよ」
ジャン、、、ケン?、、、、!!!!
思い出した!!!
優「、、、な、なんの事だ?」
綾「優ちゃん、絶対わかってるでしょ?」
わかってるわかってるとも!!!
でも絶対嫌だから認める訳にはいかないんだよー!!!
優「っはぁ?何がだっ!?お、おれは何もわからないぞ〜っ!ははっ」
綾「はぁ〜、、、往生際がわるいなぁ〜。陽太!優ちゃん抑えてて〜♪」ニヤ
陽「おっ、まかせろ!!」
今の今までゲームに夢中だった陽太が急にノリノリで加勢してきやがった!
お前はゲームしてたらいいんだよー!!
優「ちょっ!おまっ、、らっ、、やめろって!!」
綾「はいはい、お着替えしましょうね〜」
優「っっっ!、、いやだーーー!!!」
俺の抵抗も虚しく綾人は俺の服をスルリと剥ぎ取りいとも簡単に俺に制服を着せていつ出してきたのか真っ黒な前髪パッツンストレートロングのカツラまで被せやがった!その小柄な体格の何処にそんな力があるんだよーー!
意味はないだろう抵抗をし疲れて俺はもうどうにでもしてくれと2人のされるがまま悟りを開いていると
綾「できたーーー!!♪」
陽「、、、マジか、、」
目を開くと鏡の前には俺の学校の制服を着た気の強そうな綺麗な女の子が座っていた
優「、、、、、誰?」
綾「いや〜我ながら上出来。可愛いよ優ちゃん」
は?俺?、、、、え?まじで?
確かに女顔だなとま薄々気づいてはいたけど、、、
まじかぁ〜女の子にしかみえないじゃん、、
落ち込む俺の横で陽太はと言うと
陽「、、、っ、やっば、、、可愛すぎ」コソ
っ!聞こえてんだよこのクソ野郎ーー!!
綾人のやつメイクまでしやがって!!
優「ぐーーーっ、、、、ん?」
強烈な目線を感じて横を見ると初めてこんなにちゃんと眼球を見たんじゃないかってぐらい目を見開いてこっちをガン見している弘樹がいた
弘「???????、、、優?っ!?」
お前、、、俺って分かってから頬染めんなよ、、
1人は壁に向かって「あれは男、優姫、幼なじみ、俺は女の子がすき、、、ブツブツブツ」言ってるしもう1人は頬染めながら無言で凝視してくるし、、、、なんなのこいつらまじで。
友達辞めようかなと考えてるとずっと大人しく眺めてたやつが手を叩いて地獄に落とす一言を言い放った
綾「よしっ!準備も出来たし、行ってらっしゃい!!」
優「は?こんな格好で何処に行けと?」
綾「街一周、そうゆう罰ゲームだったでしょ?」
、、、、、、、、もう、やだ、誰だよそんな罰ゲーム考えたやつ、、、アイツだ陽太だ、、、まじで友達やめようかな、、、、はぁ、、、
綾「陽太、弘樹さっさと自分の世界から帰って来て〜優ちゃん保けてる間に街に連れていかなきゃ」
悪魔が何か話してたが俺は考えるのを放棄した。俺の悪い癖だ。で後々後悔する。これもいつものパターンだ
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