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7.
2人が出て行ってすぐ、連は優姫の顎を指先でクイッと持ち上げた
連「お前、、、今の状況わかってるのか?誘拐されて、男と部屋で2人っきり、、、」
そんなことを言われても優姫は動じなかった 鼻をならし少しドヤ顔をして連の目を真っ直ぐ見ている 何故なら優姫にはある秘策があったのだ
優「ふっ」
やれるもんならやってみろよ!どうせ俺の事女だと思ってるんだろうけど残念!男なんだよなー♪男って分かったら流石に解放するだろうしな
連はそんな優姫の態度も気にせずゆっくり優姫の体に近づいて行く 優姫はどんどん距離を近づけてくる蓮に内心ビビリながらちょとずっと後ろに下がって行くと側にあったこれまた高そうなソファーに当たり2人は止まった
少しの間見つめ合う2人 優姫は蓮の真っ黒な瞳に吸い込まれそうになりながらも睨む事をやめない 先に動いたのは蓮だった、そっと手を伸ばし優姫の頬を指先でひと撫でし口に張り付いてるガムテープをゆっくり剥がしていき衝撃の一言を放つ
蓮「、、、お前男だろ?」
優「っ!な、なんで!?」
優姫は目を見開き驚いた まさかバレてるとは思わなかったのだ そんな優姫を尻目に連はふっと笑いすぐ側にあるソファにドサッと座った
連「女が嫌いだからだ」
そう言う連の瞳が少し曇ったのを優姫は見逃さ無かった
優「、、女となんかあったのか?よくあるトラウマってやつか?」
少し心配そうに聞く優姫に連は驚いた まさかこの状況で心配されるとは思ってもいなかったからだ
連は少し考えニヤリと笑い優姫の腰を引いた いきなりのことでバランスを崩した優姫はソファに座ってる連に跨る形で倒れ込んだ
優「いっ!おまっ!なにすんだよっ!!、、っ!///」
びっくりした優姫は怒りながら顔を上げると後少し動けば唇が触れる距離にあることに気づき顔が赤くなってしまう
必然的に真っ赤な顔で上目遣いで睨む形になってしまったのだ
連「ふっ、、、誘ってるのか?」
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