8 / 8
第8話 朝の日常②
不貞腐れながらアルディスは仕事場で、書類書きをしていた。
「ああ〜、疲れる〜」
コンコンとノックをしエレーヌは中に入る。
「エレ〜、疲れた〜」
「溜めてたアルが悪いんだよ」
そこへミルクティーを持ったフィードが来た。
「アルディス様、エレーヌ様、朝の紅茶です」
エレーヌはソファーに座りミルクティーを飲む。
「朝ごはんはお食べになりますか?」
「んー。僕はいいや。」
エレーヌは基本的に朝ごはんを食べず、食事は基本的に夜だけ。ダイエットをしている訳ではないが、昔、あまり食べれない生活をしていた為、お腹が空かない。
「アルディス様はいかが致しましょうか?」
「エレのお菓子があるからいいや」
アルディスも元々少食なので基本的に朝は食べない。お腹が空いてくるのはエレーヌと同様に夜頃で、夜にエレーヌと食事をしている。
「分かりました。何かあればお呼びください。」
フィードは一礼をし部屋を出た。
「アル、僕もキッチンに行くね。仕事はサボらないようにね!サボったらお菓子はあげないよ!」
「ぅぅぅぅ....。」
エレーヌは部屋を出てキッチンに向かった。
ともだちにシェアしよう!