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第6話 強奪 Ⅳ〜side鷺沼〜

ムカついた だって 今目の前に居るのは 俺なのに 青葉さんじゃなくて 俺にしてって言ったのに 藤さんの頭の中から俺の事なんて消えちゃったみたいで、全然違う事考えてるのが伝わってきたから だから 意地でもコッチを向かせてやろうってそう思った 「ん〜〜〜!!」 藤さんが動ける範囲で ジタバタしている でもそのせいで すぐ酸素不足になって、微妙に開かれた唇の隙間から 舌をヌルリと差し込んだ 「ふぅ!? んん!! ん!! うぅ!!」 逃げ惑う舌を追いかけては無理矢理絡めたり、上顎を擦ったり 歯列をなぞったりして、藤さんの口内をこれでもかとばかりに堪能した 「…ふ…ぅ…」 藤さんは 大きな瞳から涙を零している それがスゴく美味しそうに見えて、チュッと音を立てながら唇を離すと 塩辛いソレをペロリと舐めた 「…や…みは…える…」 藤さんの口からそんな言葉が聞こえれば、俺の耳にそれがまた届かないように其処を塞いだ 「…うぅ…ふ…」 ギュッと 目を瞑っている藤さんは、とてもじゃないけど2つも上には見えない 下着の中に手を突っ込むとじんわりと濡れていて、俺のより小さいソレを ゆっくり上下に扱いた 「ん!? んん!!」 ビクビクと震える藤さんは絶頂の時が近そうで、俺は反対の手で履いている全ての物を下ろすと更に激しく手を動かした その時 俺の胸を拳で弱々しく叩いてきて、あんまり苦しそうにしているから口を解放してあげた その代わりに細い首筋に吸い付くと 白い肌に紅い色が良く映えて、それがまた俺の欲望を満たす手助けをしてくれた 「ひ!!…も…やめ…で…る…」 そんな言葉は無視して空いている手で亀頭を包む様にしながら動かすと、俺の手の中は藤さんが出した生温かい液体でベットリと濡れた ソレを指の先に持ってくると後ろの蕾に塗り込む様に 指を一本差し入れた 「ちょ!!どこ触って!?」 イったせいなのか 藤さんは体に力が入らないみたいで、以外な程アッサリと俺の指を受け入れていく 「ひゃ!? そ…こ…や…」 一点を擦った時に 藤さんの躰が大きく跳ねて、俺は其処を 集中的に攻めていった 「…や…だ…みは…える…」 藤さんはビクビクと体を震わせながら体勢を横向きに変えている コレはひょっとして 抵抗のつもりなのかな…⁇ 俺はそんな藤さんをコロンとうつ伏せに寝かせると、細い腰をガッシリ掴み、埋めている指をもう一本増やして中を拡げるように動かした 「ひ!! あ!?…も…やめ…ろよ…ぉ…」 そんな事言われて 止める訳無いのに… 藤さんは本当 可愛いなぁ… 少し空いた隙間にもう一本ねじ込んで解していると、藤さんの腰や脚がビクビクと震えだした フルフルしているお尻が美味しそうで指の動きを止めずに舌を這わせると、上体を仰け反らせて さっきより派手にイった 「…う…ぁ…」 ガクンと藤さんの身体から力が抜け落ちた所で俺は自分の制服のベルトを緩め、ジッパーを下ろし、立ち上がり過ぎて痛くなってきていたモノをグチャグチャになっている藤さんの入口にピトリと当てがった 「…だ…め…や…おね…が…」 「すみません 嫌です」 そのまま ズッと腰を推し進めると藤さんから悲鳴が上がった 「い!! あ!? ミハイル!! 抜いて!!い!! 痛い!!」 藤さん 痛がってる でも… 「すみません…嫌です」 「…う…く…おねが…みはいる…ぅ…」 ガクガクと揺さぶられながら俺に懇願する藤さんはめちゃくちゃ可愛い… こんな事しておいて、そう感じてしまう俺はどこか可笑しいのかな…⁇ 「藤さん…気持ちくないですか⁇」 「…う…ふ…くる…しい…」 その言葉を受けて 俺はそろりと前に片手を回すと、すっかり萎えている藤さん自身をまた刺激した 「や!! そっち!! いじんないで!!」 「気持ち良いですか⁇」 「…うぅ…わかん…な…も…や…」 嫌だと言ってるけれど、藤さんの其処は気持ち良いって証をドロドロと放出していて 俺は自然と顔がニヤけるのを感じていた 「藤さん… 俺じゃダメですか⁇」 「や!! 動かないで!!」 俺が腰を動かすと 藤さんはまた可愛い喘ぎ声を出した 「藤さん 可愛いです…」 ギュッと身体を密着させて、俺は何の気無しに藤さんの項に舌をペロリと這わせた その瞬間、藤さんがスゴイ速さで自分の掌を使ってそこを覆った 「…あ」 恐る恐るといった感じで 藤さんが俺を振り返る 俺はというと バンザイをしたい気持ちでいっぱいで、心の底から湧き出る笑顔を 隠さず藤さんに向けた 「なぁんだ…藤さんやっぱり Ωなんじゃないですか」 俺とは対照的に 藤さんは顔面蒼白で、また薄っすらと涙を浮かべる目元に 俺は優しくキスを落とした

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