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第6話
『ここ、は』
麗が目を覚ますと
知らない部屋にいた。
『目が覚めた?』
声のした方を見ると
亮が立っていた。
『ここは、どこ?』
『ここ?ここは僕の会社
だよ。そして、この
部屋が花嫁課』
『えっ、花嫁、課』
一度だけ聞いた事がある。
社長の花嫁が入る課で
社長が鍵を開けない
限り、部屋から出られない。
『ここから出して!!』
『何を言ってるの、麗。
出す訳ないでしょ。
麗は僕の花嫁だから』
麗は亮の事が怖くなった。
(今ならドアが開いている。
逃げられるかもしれない)
そう思い、ドアの向こうに
走ろうとした、その時
『何、逃げようとしてるの?
逃がさないよ!!』
呆気なく、腕を掴まれ
手首をベッドの柵に縛られた。
『逃げようとした罰だよ。
これを乳首とペニスの
先端につけてあげる』
亮は麗にローターをつけた。
『あっ、らめぇぇぇ
振動してるぅぅぅぅ』
『僕が来るまで、その
玩具で遊んでね』
そう言うと亮は部屋を
後にした。
『あぁぁぁ、外してぇぇぇ
りょう、りょうぉぉぉ』
麗は聞こえもしない亮の
名前を呼び続けた。
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