頬にキスされ、その間に指が増やされる。 侑生に顔を向けてキスを強請ると、深いキスを与えられ、舌同士を絡ませて快感に浸る。 いつの間にか三本咥えこんでいた後孔はしっかりと慣らされグズグズになって、侑李のペニスを受け入れる準備は万端だ。 ブルンとしたほとんど凶器である彼のペニスが視界に入り、頬擦りしたくなる衝動を抑え、モゾモゾ体を動かして先端にちゅっとキスをした。 「ダメだよ。そんなことされたら抑えられなくなっちゃう」 「抑えないで、めちゃくちゃにしていいよ。そうしてくれるのが侑生なら、すごく嬉しい。」 「……可愛い。洸ちゃん──洸、愛してるよ。」 「ぁ……っ、ぐ、ぅ、っあ、あ……ッ！」 体勢を戻されるとすぐ、先端が挿入されて、それだけで口が閉じられなくなる。 「ま、まって、まって……はっ、おっき……」 「わかってる。ゆっくり、するから」 侑生と恋人になってから何度かセックスはしているけれど、この圧迫感はなかなか慣れない。 俺の様子を伺いながら、ゆっくりと時間をかけて奥まで挿入した侑生は、大粒の汗をかいていて、手を伸ばし汗で顔に張り付いてしまった髪を退かしてやると、柔らかく微笑む。 「ありがとう」 「暑い……？ごめん、いっぱい我慢、させて」 「ううん。馴染むまで待った方がお互い気持ちいいしね」 挿入されたまま、胸を擦り合わせてキスをする。 侑生の背中を抱いて、首筋に顔を埋めそこにキスマークをつけると、彼が小さく笑った。 「俺と、お揃い」 「洸……」 「あっ……おっきく、なった」 「っ……だって、そんな可愛いことするから……」 侑生はそう言うとゆっくり腰を動かしだした。 決して激しくないけれど的確にいい所を突いてくる動きにひっきりなしに声が漏れる。 「はぁっ、ぁ、いい、そこ、侑生ぅ、ぁ、あぁ……っ」 「はぁっ、はぁ……洸、洸……」 卑猥な水音が段々と大きくなっていく。 ぬるま湯に浸かっているようなそんな快感は、すぐに俺の思考を止めてバカにさせる。 「あンッ、ゆぅ……ゆう、もっとぉ……」 「もっと……？洸、怖くて泣いちゃうよ」 「んっ、泣かない、奥まで……ここ、ちんちんで、トントンってして」 「……ああ、もう……」 侑生の動きが止まり、体をぐるっと回転させられた。 ベッドに伏せてぼんやりしていると、侑生のペニスがグッと奥に押し付けられて、声も出せずに絶頂した。 「洸、逃げないでね」 「あ……ゃ、あ、ひ、ッ！」 侑生の体が重なって、俺の首に腕が回される。 『やばい』と思った時には時すでに遅く、高速ピストンが始まった。 「あぁぉっ！」 「っは、はぁっ、は、奥する前に、一回出させて」 「あぁっ！い、く、またぁッ！ァ、あぁっ！」 まだ愛撫されていた時は優しく触っていてくれた前立腺も今はカリがゴリゴリとそこを擦られる。 枕を強く掴んで絶叫にも似た嬌声をあげていると、お腹の中が熱くなって中に出されたのがわかった。 背中に重なり動かなくなった侑生は、奥に先端を当てたまま。 「はっ、はひ、ぅ……ゆ、う……」 「んっ、ごめんね」 「違う、くて……気持ちいい……？」 「うん。すごく、気持ちいい」 少し休んで息が整うと、またペニスの先端が奥の壁をグッと押した