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バレンタインSS+改稿転載のお知らせ🥰

昨日から、ムーンさんで、初恋よりも~をアップしました。 ムーンさんのアドレスは一番下に載せます。 お知らせだけだと寂しいので。ちょっぴりSSを♡ ◇ ◇ ◇ ◇ 【初めてのバレンタイン🍫】  付き合って初めてのバレンタイン。  今までチョコをあげるとか考えたこと無かったし、オレ男だしなぁ、と。でもなんとなくあげたかった。  ただ、いっつも四ノ宮が一緒だから一人で買いに行く暇がなかったなぁ……なんて授業を受けながら思っていたら、四ノ宮から、今日は先に帰ってるから気を付けて帰ってきてねと連絡が来た。今日はもともとオレより一限早く終わる日だったしな。と、ちょうどいいやと、帰りに一人で駅ビルのチョココーナーに来てみた。すげー混んでる。  四ノ宮が喜ぶ顔が見たい。……でも、むしろチョコで単純に喜ぶのはオレの方で、四ノ宮じゃないんだよなあ。オレほど、甘いもの好きじゃないし。  ――――……あ。  ふっと、四ノ宮が喜びそうなことを思いついてしまった。でも、ちょっと恥ずかしくてできないかも。  ……無理かな。いや、でも、喜ぶ気も……。  とりあえず、それが出来なかったら普通に渡せばいいやと、すごくおいしそうなトリュフチョコの箱入りのを購入した。急いで帰って、四ノ宮の部屋のインターホンを鳴らすと、すぐ迎えに出て来てくれた。 「おかえりー。今ご飯作ってるから、荷物おいてシャワー浴びといで?」 「あ、分かった。ありがと」  頷いて家に帰ろうとしたところで、「火使って手離せないかもしれないから鍵使って入ってきてね」と言われた。いったん自分の部屋でシャワーを浴びてから、鍵を使って四ノ宮の部屋に戻って、とりあえずチョコの紙袋はあとで渡そうかなと思って、玄関の台の上に置いた。  リビングに入ると、なんだかとっても豪華な夕食が準備されていた。   「なんかすごい豪華。……バレンタインだから??」 「ん……ってバレンタインてこういうのしない? 変だった?」  と笑う四ノ宮。 「変じゃない。嬉しい」  ついついとっても喜んでテーブルについてしまう。  ビーフシチューとか、ハート型のハンバーグとか、なんかめっちゃ美味しそうなんだもん。  クスクス笑いながら隣に座った四ノ宮。 「ていうか、ハート型とか、すごいんだけど。何これ」  ちょっと笑っちゃうと、四ノ宮は「なんか奏斗がニコニコしてくれそうな気がして」とか言って、楽しそう。 「ハート作ってる四ノ宮なんて、誰も想像しないと思うよ」 「だろうね。いんだよ、奏斗の為にしか作んないし」  おいしい食事を食べながらほくほくしていると、四ノ宮がふ、とオレを見た。 「奏斗、今日チョコ、もらった?」 「ん。断ったよ。断れる限り断るって約束したじゃん」 「そうだけどさ。どうしても、ていうのがあるかもねって言ってたじゃん?」  ふ、と笑う四ノ宮。 「でも他の子から貰わないのに、誰かからは貰えないでしょ。ちゃんと全部断った。まあオレのはもともと、友ちょこが多かった気がするし」 「んなこと無いと思うけど。……まあ、オレも断ったよ」 「断れたんだ。四ノ宮こそ、どうしてもーて泣かれちゃうかなーとか、オレ思ってたんだけど」 「もともと貰わないって、先週から噂流しといてもらったし」 「あ。そんなことしてたの?」 「うん」  なるほど、と頷く。 「奏斗には食後にオレがチョコあげるからね」  クスクス笑う四ノ宮に、「くれるの?」と聞くと、ふ、と笑って頷く。 「あげるよ」  そんな風に言って、クスクス笑う四ノ宮が、食後に出してきたのは。 「わーすご……」  なんだかとっても豪華なチョコレートパフェだった。  材料、用意してくれてたみたいで、ちょっとテレビを見せられてる間に、あっという間に完成して、びっくり。 「ナニコレすごいー」  わーい、と食べてると、四ノ宮は、とっても嬉しそう。 「四ノ宮は食べない?」 「見てるだけでいいかも」 「めちゃくちゃおいしい」 「ん」  四ノ宮にちょこっと食べさせると、甘い、と苦笑い。  そのまま、頭に触れられてキスされる。 「……これ食べたら、コーヒー淹れる」 「うん。よろしく」  ふ、と微笑む四ノ宮に、ん、と頷いた。  パフェを食べ終えて、食器を片付けてからコーヒーを淹れてソファに移動。ちょっと待っててもらって、玄関から紙袋を取ってくると、四ノ宮は嬉しそうに笑った。 「奏斗からチョコあるの?」 「うん。今日買ってきた。ごめんな、今日ぎりぎりで」 「無くても全然良かったし」  お互いクスクス笑いながら、ソファで隣同士腰かける。  チョコを渡すと、四ノ宮が包みを開けて、箱を開いた。 「なんかあれだね」 「ん?」 「芸術品みたい」 「はは。そだね」  トリュフチョコに、色とりどりのコーティングがしてあって、ほんと綺麗。  可愛いし、金箔のとか、すごい豪華。 「どれ食べたい?」  「ん? 食べさせてくれるの?」 「うん」 「やった」  ふ、と嬉しそうに笑いながら、四ノ宮がどれにしようかなーと選んでる。すぐ隣でそんな楽しそうな顔を見てると、もうなんか、可愛くて、きゅんとする。  さっきまで恥ずかしいからできないかも、と思ってたんだけど。  ――――……もう、するって、決めた。 「これがいい」 「ん。……目、つむってて?」 「え? ……ん?」  不思議そうにオレを見つめてから、にこ、と笑って、四ノ宮が瞳を伏せた。  口に入れてかぷっと半分にかじってから、チョコの箱をローテーブルに置くと、四ノ宮の首に腕をまわして引き寄せた。 「――――」  唇を重ねて、ゆっくり、チョコを四ノ宮の口に……と思ったら。 「っ ……ん、ン……っ」  四ノ宮の舌が、入ってきて、絡んでくる。  チョコが、口の中で溶けてく。  甘いチョコの香りが鼻を抜けていって、舌が深く絡んで、んん、と声が漏れる。  あれ。  チョコ、渡せてない……。 「……ん、ふ……っ」  そのまま、深いキスが続く。漏れる息に、甘い香りが混ざって、なんか、不思議。 「……は。もう――……かわいい……」  四ノ宮の声が、甘い。  頬に触れられて、撫でられて、瞳を開けると、四ノ宮は苦笑い。 「甘いね……?」  ぺろ、と自分の唇を舐める四ノ宮に、なんだ、ぞく、としたものを感じてしまう。 「つか、可愛すぎるんだけど……何してくれてンの……」  言った四ノ宮の唇が、またすぐに、深く絡んでくる。 「……ン、あ、の……」 「ん……?」 「……よろこぶ、かなぁって……」  少し話してくれた唇の間で、そう言うと、少し黙った四ノ宮が、ふ、と微笑んだ。 「当たり前……ていうか。可愛すぎる」  ひょいと抱き上げられたと思ったら、また荷物みたいにひょいひょい運ばれて、あっという間に、寝室に運ばれてベッドの上。 「――――だから……荷物みたいに、運ぶなってば」  苦笑しながら、オレの上に居る四ノ宮を見つめる。 「荷物じゃないし。……超可愛がって、運んだし?」  クスクス笑いながら、ちゅ、と唇を合わせてくる。 「ありがと、奏斗」  目を細めて、愛おしそうに見つめてくる。それがまた愛おしくて、ほんにとほんとに、好きだなって、思う。 「……もうほんと、かわいー」  笑みを含んだ、優しい声。  重なってきて、深く絡む舌に、あっという間に熱くなる。    まだチョコの甘いの、残ってる……。ちゅ、と舌を吸うと、ふと四ノ宮がキスしたまま目を開けて、ふと、目を細める。 「……ん、ン」  四ノ宮の手が頭に触れて、後頭部に触れて、めちゃくちゃ深くキスされる。  甘い甘い、キス。  溶けそう。  そんな風に思いながら、四ノ宮に、しがみついた。   ◇ ◇ ◇ ◇ (バレンタインデーSS) 2024/2/25 ◇ ◇ ◇ ◇ 改めまして。昨日、ムーンさんで、こちらの改稿版の転載を始めました。 具体的に言うと、「――――……」や句読点を減らしたり。改行も減らして&1ページの文字数を増やしてます。あとは変な文章なども直しています。誤字などは他の投稿サイトも同時に直していけたらいいんですが大変なので、しばらくはムーンさんが最新版という感じになります。 読み返したい時はぜひムーンさんにお越しいただけたら~💕 昨日のお昼にのせたんですが……夜、7話のせた段階でPVが106とかだった(笑)  わー……誰の目にも触れてないんだろうなと(笑)  どうやればムーンさんで読んでもらえるか分からない。地道にいくしかないのかな。 ちなみに、えぶさんのPVってどれ位なんだろうと思って今みてみたら、ちょうど500万PVを超えたところでした。 106と500万。同じ作品のPVの話なんですが…( ´∀` ) あるふぁさんやふじょさんはPV分からない。 ムーンさんでは土台も何もない私……しかも他の話も放置気味…( ノД`) 2024年。頑張って開拓(?)していこうと思います。とりあえず、完結まで頑張って載せてみます。 https://novel18.syosetu.com/n5909iq/ ぜひ(っ´ω`c)💞 バレンタインのお話。なんだかすごく長くなっちゃいました。 数行のおまけだったはずなのに(笑) 時系列の番外編じゃなくなっちゃうので、しばらく載せたら、どこに移そうかなぁ…と考え中です。 楽しんで頂けてたら、嬉しいです(。・ω・)ノ゙♪ ではでは✨

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