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第7話 デート〜冬麻目線〜

あれから色々水族館の中を見た後お土産が売ってる場所に寄り、和麻が欲しがっていたペンギンのぬいぐるみを買った。 「 君の名前はペンタくん!よろしくね ? 」 「 名前までつけたのかよ 」 「 だって家族になるんだから名前つけて当然でしょ ? 」 「 …そうだな 」 新しく今日から家族になったらしいペンタくんとやらに夢中になっている和麻を横目に運転して。 もうすっかり夕方になってしまったが明日も夜の仕事だしいいかと思い直す。 家に帰ろうと思っていたが先程約束した事はきっと忘れて家に帰るとすぐに眠ってしまうだろう。俺はそう思いラブホテルに向かうことにした。 もう既に眠そうな和麻に信号待ちしている時唇に優しくキスしてやり。 「 おい、寝るなよ 約束守ってもらうからな 」 「 約束… ? あ ー 、うんいいよいっぱい構ってあげる 」 「 忘れてねぇならいい 」 和麻は笑顔でこっちを見てくるが絶対理解してないだろうな此奴と思うが気にせずホテルに向かう。 ホテルの駐車場に着けばシートベルトを取り少し背伸びして。 「 …着いたぞ 」 「 …着いたって、ここらぶほじゃん !? 」 「 早く行くぞ 」 やっぱり此奴は理解してなかった。けど俺とだからだろうか特に嫌がることはない。ただ恥ずかしそうにしながら着いてきてくれる。それがまた可愛い。 ささっとホテルの手続きを済ませては部屋に向かう。和麻はペンギンのぬいぐるみであるペンタくんとやらを連れてきたらしい。少し嫉妬するが俺に夢中にされてやればいいとすぐに思い直す。 俺はそんな思いの中借りた部屋に俺達は入った。

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