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シュウさんは僕を犯して監禁しとけばよかった的なことを言った後、どこからか小瓶のようなものを持ってきた。そして暴れる僕の足をグイッと押さえつけその小瓶の液を後孔に垂らし、ズプリと指を突っ込む。 当然僕は恐慌状態に陥った。 だって、男女のセックスの知識はあるが、男同士のセックスの知識など持ち合わせていなかったから。 (なんで?なんで?なんで僕は指突っ込まれてんの?) どうしてそんなところに指を突っ込まれてるのか、どうして僕はそんな目で見られているのか、全く理解できなかった。シュウさんがやることは僕が知らないことばかり。理解を超えるものばかり。 「ぐっ、ぬ、いて!気持ち悪いっ!!やっ、め」 最初は異物感に眉を顰めるだけだった。 ぐにぐにとどこか探るような動かし方。 だけど―― 「ひぃぁああ!?!?」 「ここか?っ、暴れんな」 ある一点を擦られた時に感じたクセになるような気持ち良さを感じ、僕は暴れる。まるで自分の身体が自分のものじゃないような感覚に怖気がしたのだ。しかし暴れる僕などなんのそのでシュウさんは指を動かし続けた。 ずっとそこを擦られ続けられるもんだから『気持ちいい』が連続で僕の脳を焼き切る勢いで襲ってくる。 そしてついに、 「っぁ~!?!?!?」 星が散るようにチカチカと視界は弾け、頭がふわふわと蕩ける感覚に声にもならない叫びを上げた。正直何が起こったのかわからなかった。 でも、嬉しそうにニヤニヤと笑うシュウさんが見えたから、僕にとっては嬉しくないことなんだろうと察する。 「チンコは勃ってるが精液は出てない....やっぱり精通はまだか。しっかしすげぇ締め付けだなァ。あ''~挿れてぇ。おい、イくときはイくって言えよ?そっちの方が興奮すっから。言わなきゃお仕置な」 あの感覚がイくってこと.....? 僕、女性じゃないのに、嘘でしょ? 「僕は、ぼくは....やめっ、ん''ぁ、はっぅ....ひぅん、あ、あっ、あっ、っ~~~!!!」 なにか言おうとしても指を動かされ言葉が続かず、またイった。身体がピクピクと痙攣する。 なんかさっきよりも気持ちよく感じるのは気のせいだろうか!? (もう......もうやめてっ!!) そう言いたくても僕の口からは荒い息しか出ない。 「馬鹿、イくときはイくって言え」 「!?まっ、まだやめ、あぁ''、んっ、ひっ...あぁ~っ、やっ、ん''っ~~!!!」 「言えっつったろ。言うまで続けんぞ」 「い''ぅがらっ!も、やめ、ん、ん''~、あぁっ、ぁん''、いぁ....ぃく、イくがら''ぁ''!イぁ!?~~っ」 「ん、偉い......あぁ~エロい。もう少し、もう少し解さねぇとな....我慢我慢、我慢だ俺」 「やだっ!?も''ぅいっだ!いっだからっ!やぁっ、んぅ、ああっ、あん、イ''ぁ~、いっちゃ....っ」 αは人の話を聞かない。

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