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次の日、僕と兎君は何事もなくAクラスへと登校した。 昨日食堂で気分悪そうにしていた文ちゃんだが、僕が部屋に戻る頃には顔色も良くなっていて元気そうに兎君と話していたし、朝も少し話したが何ともなさそうだったため心配はしてない。 まぁ何かあったら僕達より、番のほうを頼るだろう。 「ねぇねぇ!湊都君達の同室者って誰~?僕のとこはふっつ~の子だった!」 「俺としては嬉しいが」 「俺達のとこは文貴と将翔だ!!」 「ふみたか....しょうと?ああ!!文貴君と将翔君か!!」 「知ってるんですか?」 「まーね!というか、文貴君はいろいろと有名だからね~.....将翔君とはノリが合うんだ」 「宮野君は交友関係広そうですね....尊敬します」 「えへん!」 「なぁ!文貴はなんで有名なんだよ?」 「それは、もごっ」 「それは彼が被害者だからだ」 宮野君の口を手で塞ぎ、瀧ちゃんは言いずらそうにそう話した。なんの被害者なのか聞こうとしたが、瀧ちゃんは 「もうこの話はやめよう。これ以上は鳥羽 文貴に悪い」 そう言って席に突っ伏してしまった。 「うーん.....話は変わるけどさ!二人は観式学園の新入生交流会初めてだよね?」 「うん、まぁそだな。やっぱ、血なまぐさいのか?俺この学園のイベントはだいたい血なまぐさいって聞いてんだけど....」 「その情報は初耳です。棄権とかありますか?」 「ないない。それに血なまぐさくなっちゃうのは仕方ないよ。強者を作るためには戦闘は効果的だからね。中学の時は鬼ごっこだったなぁ.....二度とやりたくない」 宮野君に二度とやりたくないと真顔で言わせる鬼ごっこに興味がでっちゃったよ。 「中学は全生徒参加型だったけど聞いたら高校は新入生だけらしいから少しラクだと思うよ~」 と、宮野君は得意げに言っていたが..... 「はぁ、めんどくさ.....一週間後の新入生交流会は人狼狩りだ。こんなかで観式学園の人狼狩り知ってる奴居るか?.....よし、そこで顔を真っ青にしてる宮野、説明よろしく。俺はちょっと休憩....」 宮野君の様子からしてどうやら全然ラクじゃないイベント内容そうだ。

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