直接触らないでする射精は長くて、終わらなくて・・・その快楽の長さに狂った。 でも、もう無理だった。 これ以上は。 舌に複雑に巻きついていた髪が解ける。 尻を舐めていた舌が止まるのも同時で。 「ああっ・・・」 イガラシは自由になった舌で息を吸い、涙を流しておわったのだと喜んだ。 だが違った。 足に絡んだ髪がイガラシを引っ張り体勢を仰向けにさせた。 そして、先程イガラシの口を責め立てていた髪が今度はイガラシの穴のへと伸びていく。 イガラシの唾液でたっぷり濡れたその髪、髪と言うよりは暖かい指程の太さ肉、は穴の上で焦らすように動いた。 「止めてください・・・お願いです・・・止めてぇ！！」 イガラシは泣いて頼んだ。 だが。 たっぷり濡れた肉は、散々舐められ、だ液を流し込まれて綻びかけた穴にゆっくり入っていった。 「嫌だ・・・嫌ァ！！」 イガラシは違和感に耐える。 肉の感触が明確にかんじられた。 痛みこそないが違和感が不快だ。 でも、不快であることにホッとした。 穴を舐められ達してしまったことの方が怖かった。 だけどそれは。 濡れた肉が身体の中にあるそこを擦り始めるまでだった。 「ひぐっ、ひぃっ」 イガラシは身体を硬直させた。 性器を強く握りこまれたような、そんな痛みに似てるのに、それは快楽で。 脳に電気が流れたような感覚で。 イガラシはまた勃起している自分に気付き絶望した。 執拗に身体の中にあるそこを擦られていく。 たまらなく気持ちのいいソコを。 擦り、その肉は柔らかにそこを押し、また擦った。 その度にイガラシの性器は触れられても、いないのにふるえて、また濡れていくのだ。 先からぼたぽたと零して。 何かがせり上がっていく。 「いひい・・・ふぎぃ・・・くふぅっ！！」 イガラシは叫び喘ぐ。 叫ぶイガラシの口の中に、また髪というよりは、触手のようなモノが入ってきた。 でもそれを喜んでそれを受け入れていた。 舌を擦られ、上顎を擦られ、それがたまらなくいい。 そして、その髪、いや触手の2本目が穴に入って来るのを、もうイガラシは尻を振って受け入れていた。 気持ち良かった。 最初の1本目が執拗に感じる場所を虐める間、もう1本は穴を広げるように動いていた。 丸まり固まり大きくなった触手が、ゆっくり出し入れしながら穴を解していくのが、溶かされるように気持ちが良かった。 でもあれだけ射精させられたため、さすがにもうイケない。 気持ち良いけどいけなくて、イガラシは泣く。 なんとかして欲しい、そう思う。 自分で性器を擦ろうとした時だった。 穴から2本の触手がゆっくりと抜けた。 何故？ そう思ってしまう程には快楽に麻痺させられていた。 だがそれは。 あの熱くてぶ厚い舌が押し付けられるまでだった。 女の子の腕程もある、それ。 それが穴に押し付けられて。 その意味は明白だった。 「やめてぇ・・・」 イガラシは泣いた。 それは嫌だった。 「女の子ともしたことないのにぃ・・・」 いつか胸の大きな優しい女の子とセックスするのだと思ってたのに。 こんな化け物のどデカい舌で貫通させられるなんて。 「やだぁ・・・」 イガラシは泣いても、そこはもう柔らかく解けていたから、そんなモノを受け入れていった。 ゆっくり、ゆっくり、沈みこんでくる。 「いたい・・・嫌ァだ・・・嫌ァ！！」 イガラシがどんなに逃れるようとしても、舌は深く深く、イガラシの中に入ってくる。 そして。 本当の蹂躙が始まった。 じゅるん じゅるん 舌が押し入り、引き抜くことを繰り返していく。 出る寸前まで引き抜かれ、また深く押し入れられる。 濡れきった柔らかい熱い肉はイガラシの穴を開き、押し上げ、満たし、腸壁を舐めて広げていく。 痛かった。 確かに。 でも。 ギチギチに広げられ、痛くて苦しいはずなのに、舐めて癒さられるような甘さがそこにある。 気持ち良くなる場所を舐めて擦られ同時に突く。 人間の性器では絶対に出来ないことをされて、イガラシはすすり泣く。 犯されていた。 後の穴で気持ちよくされていた。 痛くてくるしいのにきもちよかった。 女の子ともしたことがなかったのに。 イガラシが妄想していた、セックスで喘いで気持ちよくなり、どうでも良くなる女の子は、今はイガラシだった。 「くひぃ、くひぃ！！」 イガラシは身体を痙攣させる。 勃起しなくても射精することを知る。 壊れたみたいに立ってもいないのに、性器からダラダラ精液が零れている。 頭が真っ白に何度もなって。 身体が震えるばかりで、 それがイキっぱなしということがイガラシには分からない。 それは女の子にさせるはずのモノだったはずだから。 たっぷり動かれた。 とうとう気絶したイガラシは。 自分からみだらに尻を振っていたことに・・・気がついていなかった。