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18歳の(性)春3
アレからブレインが迎えに来てくれた。
「夜は危ないから飛び出して出て行くのはやめて。まあ、僕と一緒でも危ないかもしれないけど」
「そんな、、、」
「今日は送り届けたら帰るよ」
ブレインとこんなに気まずいのは初めて。
好きなのに。僕がお子様だから。
ブレインに嫌われるかもしれない。
でも
裸を見られるのが怖い。
子供の頃の記憶が蘇る。
『男女!気持ち悪いー!』
10歳の時だ。
僕がピンク色に花柄の、、、女の子用のTシャツを着て学校へ行った日。
その花柄が凄く好きで、ママに何度もお願いして買って貰ったお気に入りのシャツ。
だってその花柄は僕の死んだパパの好きだったスミレ柄だったんだ。
そしてその日僕はトイレで衣服を全部脱がされて笑われた。
『男の癖に』
『気持ち悪い』
裸のまま、廊下に出された。
皆んな笑ってた。
皆んなの視線が忘れられない。
今は何となく、自分の身体がどこか可笑しい訳じゃ無いって分かってるけど。
ブレインに笑われたら。
そんな人じゃないと分かっていても怖い。
裸を見られるのが怖い。
誰にも言えない、恥ずかしい記憶。
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