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第27話(8)

 創介と付き合い始めてから……いや、触れられて微妙な関係だった時から気にしていた周りの目。  男同士なのに……  幼なじみなのに……  気にしていつも線を引いてきたのは俺だ。  でも、これからもずっと創介と居たい。  共に笑って隣に居たい。  だから、堂々と外でも手を繋いで共に笑う日のために……俺たちは前を向いた。  卒業までの約2年。  俺たちなりの努力をしよう。  いっぱい話してありのままの俺たちを見てもらおう。  俺たちはしっかり互いの手を握っている。  だから、大丈夫だ。  その|境界線《ボーダーライン》を飛び越えた先はきっと明るい!!

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