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第25話

「抜けたぞ」 振動を続けたままのそれが目の前へと晒される。 なにかよく分からないモノに濡れているソレ。 ケツが濡れるなんて…と思いたいが、腸液だろう。 異物に対して体液を滲ませただけ。 知識として分かっていてるのに視線を逸らせた。 いやらしくて見る事が出来ない。 自分の身体の変化をこんなにマジマジと見るなんて。 「……っ」 「すげぇ奥まで銜えて、しかも濡れてんな。 やべぇのに感じた?」 ポイっと座席へも放られた玩具は、漸く振動を停止させられた。 「えろくて良い子だ。 流石マゾ」 ゾクゾクっと這い上がる快楽の甘さと危険なにおい。 それと、背徳感が混ざり合いより強い興奮を生む。 大きな手が離され呼吸が少し楽になる。 「ほら、また俺の食ってくれよ」 宛がわれる熱に頷くんだった。 それ以外の選択肢なんてないだろ。 ヌルヌルとケツに塗り付けられる先走りにさえ煽られる。 ケツじゃない。 アナル。 手を添えて出口へと宛がうと腰を押し付けた。 「ははっ。 どうぞ」 「いた、だきます…」 緩んだソコは、簡単には大きなモノを銜え込んだ。 簡単ではあるが、満腹感はすさまじい。 「ん…っ、は……いった」 「入ったな。 気持ちいか」 「は、い……」 「じゃあ、もっと気持ちくなってくれよ」

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