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第31話
いつもあたたかい手だが、指先が冷たい。
どこかであたたかい飲み物でも買った方が良さそうだ。
身体がアツくても末端は冷えている。
あたたかくなってきたと言ってもまだ4月の頭だ。
ん……?
抜こうかと思ったが、なんだか三条の様子が気になる。
もじもじしているというか、なんというか。
セックス後だからではないと直感が言うので顔を覗きながら声をかけた。
「遥登、もしかしてイきそこなったか?」
「だ、大丈夫でふ……」
噛んだ。
それだけが理由ではなく、耳を真っ赤にしているし大方当たりだ。
そりゃ、自身がイく為に無遠慮にナカを掻き回したし、イきそうになっても頷ける。
ナカも随分敏感になり感度が良い。
奥の弁─S状結腸─を刺激しても吐かなくなった。
淫らな成長だ。
「ちょっとだけ、触らしてくれ」
「え、まっ、ん゛ッ!!」
下着の上からソコに触れれば勃起したまま。
確かにこれは辛い。
もう下着は汚しているのでそのままゴシゴシと扱く。
膨張力が良く、大きくてパンパンだ。
「ぁッ、…ん、……ぅン…」
自由になった手で口を覆うが抵抗は薄い。
これから処理は簡単だ。
“処理”は、な。
「はーる」
「んん…っ、」
「本当に可愛いな。
扱いたらアナルがすげぇ吸い付いてくんの」
「ん……っ、は、」
「そんなに俺の好き?」
「は、……ん、ん…ん…、」
「精液もらっても足んねぇ?」
アナルの動きも淫らになり、陰茎もますます膨らんでいく。
本当に分かりやすくて可愛い。
「えっち」
「っ、」
「えっちぃ」
「ひ、…ん、…っ、」
「出せよ。
射精しろ。
ほら、出せ」
背中を丸めて丸くなった。
もう、イく。
「あ…っ、で、ちゃ……ッ」
湿っていた下着にジワ…っとあたたかいものが拡がっていく。
それに笑みが浮かんだのは本人でさえも知らない。
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