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第32話

コンビニから帰ってきた長岡はそのまま袋を渡してきた。 「ほら。 飲み物も入ってるから飲めよ」 「ありがとうございます。 お手数おかけします…」 「でも、コンビニのトイレ使えねぇしなぁ。 どうすっかな」 コンビニで男性用下着とタオルを購入してもらい、どこで履き替えようかと頭を悩ませる。 トイレは感染症予防の為利用を中止。 ここから近い公衆トイレというと、先程の河川敷か駅。 どちらも車で5分程か。 距離的には差ほどだが、なにせ下着が濡れて気持ち悪い。 冷たくて貼り付いてくる。 しかも、自身の精液付きで。 「とりあえずタオルパンツん中突っ込んどけよ。 濡れてて気持ち悪りぃだろ」 「……はい、」 コートの中とはいえ、股間を膨らませるのは違和感がある。 それでも、濡れて冷えるので背に腹は代えられない。 外と長岡を伺ってからパンツの中に突っ込んだ。 もこもこ、ごわごわして落ち着かないが湿っていないのは快適。 漸く少しホッと出来た。 「駅のトイレで良いか?」 「はい。 本当に、お世話かけます…」 「俺こそ、パンツに射精させちまって悪かったな。 盛り上がり過ぎたな」 「それは……あの……、」 盛り上がったのはお互い様だ。 それにしても、ロールスロイスはすごかった。 奥の奥までミッチリと埋まりS状結腸を抜けてきた。 以前だったらすんなりと受け入れられなかった箇所だが、今は快感しかない。 脳天を突き破る程の刺激。 それから、動きを相手に委ねる事への興奮。 モノ扱いに近くて正直アガった。 またもや変な扉を開けてしまいそうなので、気を付けなければ。 「…………俺も……興奮、しました、」 「気に入ってくれて嬉しいよ。 またしような。 あ、今度は部屋で」 「……ん、」 「かわい。 じゃ、トイレ行くか

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